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2011.08.15

敗戦記念日に想う事

 8月15日は「敗戦記念日」。日本が世界中を相手の世界大戦に無残に敗れた記念日です。お盆の時期とも重なっています。家内が実家の法事と移転作業で沖縄に10日間いて不在。超高齢者の両親と留守番の生活です。

 お盆でもどこへも行くことはなく、両親はテレビ三昧。わたしはテレビがないので、読書三昧ですが、暑いのであまりはかどりませんね。

 さて日本が無残に破れた記念日ですが、「3・11」東日本大震災は日本に大きな試練をもたらしました。重たい原因は福島第一原子力発電所の大災害であり、放射能汚染です。想定不能な被害をもたらし、未だにそれは続いています。

 近隣諸国は救助の手を差し伸べ、支援物資や義捐金を送金していただきました。とてもありがたいことです。しかし近隣諸国はただ親切な善隣友好国だけではありません。

 自衛隊18万人のうち10万人が東北地方へ災害派遣されたと知ると、ロシアは北方領土近辺に戦闘機を飛ばしました。中国は尖閣諸島近海に海洋調査船を派遣し、日本領海へ近づけました。

 韓国の国会議員がこの時期にわざわざ北方領土を視察に行きました。震災発生直後にアメリカは、先般朝鮮半島沖合いで軍事演習していた空母を派遣。沖縄普天間基地の海兵隊も「ともだち作戦」と称し東北へ派遣しました。
 
 「3・11」から5ヶ月が経過し一段落した後には、とうとう菅首相の「後継者」を選ぶべく与党民主党の代表選挙の動きが出てきました。

 沖縄ではお盆を「ウンケイ」(迎える)とか「ウークイ」(送る)とかいいます。昔沖縄へその時期に行っていた頃、ご先祖が家に戻り送る時は明け方近くまで家族は起きていて、お札の形をした紙を燃やして玄関口まで出て行って送りました。真摯な気持ちになりました。

 個人では真摯な気持ちになり、国政レベルでは大変な国難です。敗戦後から66年経過しましたが、強権国家に囲まれて日本がいることには変化はありません。

 日本の実力と真意を近隣国に正確に伝達していかないといけないでしょう。誰がなろうが新しい日本国のリーダーは、正々堂々と日本の立場、立ち位置を国際社会に意思表明しないといえないからだ。

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