アメリカ経済は大丈夫なのか?
世界1の経済大国のアメリカ。8月2日にはようやく与野党が妥協し、国債の発行が認められ、国家の破産はかろうじて免れました。しかし予断は許されません。
アメリカ国債の買い手は中国と日本。アメリカが倒産すれば、中国も日本も「連鎖倒産」になるからです。そうなればリーマンどころではない世界大恐慌になります。
とりあえずの繋ぎ資金は得られたものの、根本的な解決ではないだけに、一時しのぎにすぎません。歳出削減といいましても出来ない部分もあろうからです。
原子力産業というアメリカの強みである分野も、フクシマの大惨事で使えなくなりました。(日本も当然です)。戦争を気軽に仕掛けるということもアフガンやイラクでのドル沼化の影響で、無理です。簡便な景気刺激策はありません。
アメリカ経済に依存している比率の高い日本も他人事ではありません。日本の国債の評価がハゲタカ・ファンドの格付けが下がるということですから。
「9・11」の10周年式典もあるでしょう。愛国キャンペーンで国債を国民に購入させることでもオバマ大統領はするかもしれませんね。今のままでは来年の大統領選挙での再選は難しそうですので。
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