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2011.10.08

共産党の「脱原発」ポスター

Genpatutextutaikyousantoup

ご近所のブロック塀に日本共産党のポスターは貼り付けてありました。「原発から撤退 今こそ決断を 日本共産党」とのことです。国会で議席の少ない泡沫政党とはいえ。公然と国策で推進されている原子力政策に反対する政党が存在しているということは社会的な意義はあります。

 しかし実は日本共産党は過去には、当時のソ連や中国の核実験には賛成し、超党派での原水爆禁止運動を分裂。停滞させてきた歴史があるのです。「アメリカの核は帝国主義の侵略の道具。社会主義国の核は帝国主義侵略に対抗する良い核である」と主張し、「あらゆる国の核兵器保有に反対」という原水爆禁止運動を分裂させて弱らせた負の歴史がありました。

 そのことの総括も何もなしに「脱原発」を唱えても国民は信用しません。確かに吉井英勝参議院議員の高知での講演会もよかったですし、著作もなかなかよいことを言われています。・

 しかし過去の誤りを自己批判なしに「脱原発」を唱えられても、「はい そうですか。」とは言えませんね。どこまで本気なのかがわかりませんから。

 今国会で明確に「脱原発」を主張しているのは、共産党と社民党の少数野党だけです。残念ながら国政に影響力はありません。どこまで本気でやるつもりなのか、しばらくこの政党を観察してみないといけないでしょう。

 市民運動のなかから「緑の党」なるグループが現れ、反原発運動を展開しようとしています。また政党色関係なしに、9月に東京で反原発集会が6万人の参加者を集めて開催されています。こうした市民運動と連携が出来るのか極めてこの2つの泡沫正当に関しては疑問です。泡沫政党でありましてもプライドだけは物凄く高く、過去の誤りを自己批判しないし、上から目線で市民運動を蔑視する体質があるからです。

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