今週の野良犬メディアも今ひとつだ
最近は毎号実坊させられている「野良犬メディア」のトップ週刊誌週刊現代(講談社)。12月10日号もまたまた切れ味は良くないですね。
なんぜ既存の報道機関や政府筋と対決するテーマがないから。独自取材をしていない「野良犬メディア」は魅力はないね。そう思う。
ただ今週号の週刊現代は読みごたえのある記事もいくつかはありました。「反骨」という野良犬根性を露骨に表現して欲しいと私は思いますが、身勝手な読者の願望にはすぎません。
【大反響第3弾】〈これがその申請用紙です〉60歳から年金もらって幸せになろうよ 国が宣伝しない「60歳からの繰り上げ受給制度」教えます 誰でもOK!
このあたりもどうなんでしょう。「還暦」が近いわたし。60から年金をいただいたところで、小遣い程度。仕事がある限り安月給でも働いたほうがいい。コストをかけずに生活する方策を開発することでしょう。
〈女房に言っておく! これが現実〉60すぎたら、仕事なんかない
そりゃ仕事はない。若者ですら正規雇用はないのに。コンビニのバイトも30歳半ばをすぎたらなかなか採用されないともいいますので。
内田樹 「呪いの時代に」
これは面白いコメントでした。今週の唯一の読み応えのある記事。
「寸鉄人を刺すような一言で効率的に相手を傷つけ、生きる意欲まで奪うような能力を、人々は競って身に着けようとしています。そして現にそれは功を奏している。
呪いをかける人々は、他人が大切にしたリ、尊敬したりしているものを誹謗中傷し、叩き壊し、つばを吐きかけ、その代償に強烈な全能感を獲得します。
社会的に無力な人々がこの破壊のもたらす全能感に陶酔するのは,ある意味で当然なのです。」(P62)
「呪いを発する人間の末路は、だから麻薬中毒者と同じように哀れです。攻撃的な言葉は相手の生きる言葉を奪うだけでなく、それ以上に自分の生命力も傷つけるからです。他人への呪いというのは、自分にも必ずはね返る。(P65)
呪いはろくな結果しか生まない。筆者はこう解決策を述べています。
「だから呪いを制御するには、生身の、具体的名生活者としての「正味の自分の」のうちに踏みとどまることが必要です。妄想的に亢進(こうしん)した自己評価に実を預けることを自制して、あくまで「あまりぱっとしない正味の自分」を主体の根拠として維持し続ける。それこそが,呪いの時代を生き延び方なのです。」(P65)
自己中毒にならず、回りもよく見ろ。きちんと自分も他人も評価しろ。と言っていますね。正解であると思います。
橋下徹「父は暴力団」報道に負けなかった! これで大阪はどう変わるのか
これも伝え聞く噂話の域を出ませんね。
菅野くん、君は日本ハムに入ったほうがいい
これは国民の願望。「内輪もめ騒ぎの巨人軍のイメージ・ダウンははなはだしい。プロ野球選手は試合に出てなんぼですから。
【世界恐慌、その現実的影響】
・預金は損、借金は得 いずれやってくる超インフレに備えよ
欧州がそうであったように、いずれハイパー・インフレになるでしょうよ。耐乏生活に今から慣れればどうってことはない。
・生保は大丈夫なのか
・野村證券と大和証券のこれから
・毎月分配型の投信はすぐ売れ!
山口組五代目の義兄を顧問に迎えていた吉本興業
ああ、公務員だけが幸せな社会
最近は当たり前の話。ある意味し方がない。格差社会ですから。
【さよなら、談志師匠】
〈声が出ない〉がんと闘った「最後の日々」
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