原子力発電をどうすればいのだろうか?
いまだに福島第一原子力発電所の安全な沈静化は行なわれてはいない。廃炉にいたる工程が示されてはいません。こうなると原子力発電所は制御が不可能ということではないのでしょうか?近隣の福島県の人たちは、自宅に簡単には戻れないと思います。
わたしは原子力発電所は「トイレのないマンションだからいけない。」「ただちにすべての原子力発電を廃炉にしろ」とは申し上げません。自然代替エネルギーを育成するには時間がかかります。社会制度も改革して、自然代替エネルギーで発電した電気を、電力会社が高く買い取る制度をこしらえないと、なかなか移行は出来ないでしょう。
わたしの立場は「300メートル四方の高知市二葉町から世界を見る」という観点です。そこからの狭い観点で世界を見ているんです。海抜0メートルで南海地震が起きればひとたまりもない地域で生活しています。
地震の観点からすれば、浜岡と伊方と福井の原発は地震域のなかにあり、活断層も近い。大津波で被害を受ける可能性もあるからです。ある地震学者が言われたように「人命と原発には1000年に1度の想定外はない・」のですから。
浜岡、伊方、福井の原発は廃炉にする。そのほかの原発については安全性の再確認を「身内」で行なうのではなく、地震学者、地質学者なども加え、市民参加の公聴会を開催し、情報公開を原則として国民的議論をすべきでしょう。従来のように密室での取引は許されないと思います。
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