300メートル四方の二葉町から世界を見る
今のわたしは小さな会社の経営と、超高齢の両親(父92歳・母86歳)の介護予防ケアで手一杯。わずかにできる市民活動は、300メートル四方の高知市二葉町自主防災会の活動のみ。でも狭い町内から見えてくるものがとても多い。
なんせ全地域が海抜0メートル地帯の二葉町。今の時点で南海地震が起きれば、地域は地盤沈下し、水没することは確実です。阪神大震災のような大きな揺れの直後、地域は地盤沈下し、水没する。さらに津波がやってくる。火災も起きるでしょう。生き残る自信はない。
起きてしまえばそうなることが確実だから、生き延びる方策を考えてきました。町内会独自の「津波避難ビル協定」「防災マップの作成」「家具転倒防止講座とガラス飛散防止ファイル貼り」「防災炊き出し訓練」と他地域との防災会交流。
昨年は「一時待避所」「一時疎開所探しの交流」ということで、山間部の仁淀川町との交流を行ないました。そのことが「珍しい」ということで、マスコミ各社の取材を受け、報道されました。逆に報道関係者から各地の情報もいただきました。
そのあたり二葉町自主防災会の活動については、ブログ「二葉町防災新聞」を参考に。
それで見えてくるのは、常に「非常時」を前提に考える思考習慣が身についたことです。歩いていても、車を運転していても、どうすればいいのかを即座に考えると言うことです。
ですから防災対策や行政との対応でもそれは活用されます。津波が来れば逃げ場がない市街地で毎日せいかつしているので、そういう発想になります。
吉田松陰は牢獄の中で世界を見ていました。わたしは300メートル四方の二葉町から世界を見つめています。
このところ雨続きでしたので、朝の散歩で2週間ごみ拾いができませんでした。あるはあるは吸殻や空き缶、紙類やチラシなどが自宅から100メートル足らずの路上に散乱しています。
驚いたのはAVまでが捨ててありました。表題は「美少女日誌①ウエザーキックが贈る新しいブルセラの世界」(8000円・レンタル禁止9とかいうものまで。VHSですから見れなくなったんでしょうね。それにしても路上に捨てなくてもいいのに。
あいかわらず自宅の前のごみも拾わず掃除をしない人たちが多い。とくに飲食店やコンビニや宗教法人は建物の周りの道路は掃除をしてもらいたいと思いますね。
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