人間の寿命以上のことは軽々しくしてはいけない
現在私の父親は92歳。母親は86歳です。2人とも85歳を超え、要介護1ですが、元気な超高齢者です。長寿社会の日本ですが、彼らが100歳まで生きることができるのかといえばわかりません。人間の寿命は老師によれば125歳だそうですが、100歳まで生きれる人は今でも少数でしょう。
では人間の寿命100年として、それ以上の長期の約束事は守れるのでしょうか?
銀行からお金を借りたとしても返済期限は20年ぐらい。住宅ローンで最長35年ぐらいですか。自分の人生で働いて返済できる期間しかお金は貸してくれません。私たちもそれは当然であると考えています。
しかし原子力問題はどうでしょうか?原子力発電所から排出され、処理が出来ない人間に脅威を与える高レベル放射性廃棄物に至っては、半減期が10万年とされています。一体誰がどうやって管理するのか?
未来の人類に核廃棄物を「贈り物」にしてはならないと思います。
自分の人生で、自分の寿命で処理できないことを軽々しくしてはならないと私は思います。
活断層の巣の上に立地する福井県の大飯原発の再稼動は絶対にやめるべきであると思います。
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コメント
ナンチャッテさとみ さんコメントありがとうございました。
原発をこの先再稼動するにしろ、廃炉にするにしろ使用済み核燃料の問題は解決しないといけませんね。
高知県東洋町は4年前住民がはっきり拒否しましたから。立派でした。
ではどうすればいいのか。それを考えるのが政府であり核の専門家であるはずです。ちゃんとした回答なしに再稼動はいけないことでしょう。
投稿: けんちゃん | 2012.04.22 14:45
けんちゃんの言われるとおりです。
人類の自然に対する理解度は、ウィキペディアで「死火山」を調べると一目瞭然です。
いわゆる原子力村の住民なら、この程度は一般常識のはずです。極めてたちが悪い人種と言わざるを得ません。
原発廃止は当然として、今ある高レベル廃棄物(使用済燃料)をどうやって処分するのでしょう?地中廃棄なんて国土の狭い日本ではダメなのに。。。
投稿: ナンチャッテさとみ | 2012.04.22 14:27