65年目の憲法記念日
1947年5月3日に日本国憲法が施行されました。祝賀式典には昭和天皇も出席され、国民とともに新しい憲法の施行を祝いましたそれから65年が経過しました。
国民の一部に憲法を改正して、天皇を元首にし、自衛隊を国軍にして、アメリカ軍とともに軍事的な国際貢献をすべきであると言い立てる人たちもいます。自民党の「マニフェスト」(?)にもそう書いてあります。
さてこの日本国憲法が、一部の人たちの言うようにアメリカの言いなりの占領憲法だからけしからん。自主憲法を制定しないといけない。との声は制定直後からありました。長年政権を担当した自民党の党是は「自主憲法制定」です。でもそれは結局実現できませんでした。
大多数の国民が「戦争ができる国」を望まず、「戦争をしない国」を望んだからです。制定のいきさつは、自主憲法制定論者の言うように、占領軍憲法であったかもしれませんが、憲法のおかげで日本国は敗戦後67年間戦渦に巻き込まれず、平和に経済発展してこれました。
雇用や生活の低下などで、「憲法が保障する最低限の生活」が守られていないことが大問題であり、「戦争ができる国」に憲法を改正することには多数の国民は関心がありません。
| 固定リンク
コメント