天下大乱の兆し
5月31日の朝刊各紙の一面は、「大飯原発再稼動を政府が決断」と、民主党の「野田党首と小沢元党首の会談は物別れ」。全国紙各紙も同様の位置づけであろうと思います。
これではっきりしたのは、福島第一原子力発電所に、未だに蓋がされていなくて放射性物質が大気中に放出され続けているにも関わらず、関西地域の電力不足を理由に、活断層だらけのうえに立地している大飯原発の3号機と4号機を再稼動するということです。
しかもその安全の責任を、野田総理。枝野経産大臣、細野大臣、藤村官房長官の「4人組」が大丈夫だから動かせやということになったようですね。「関西広域連合」の知事たちも国の意向には逆らえず押し切られたようです。本当にこれでいいんでしょうかね?
また野田ー小沢会談は予想どうり物別れに。党が決めたことだかラ、増税法案にも賛同してもらわないといけないという野田氏。小沢氏は2009年の選挙で国民が民主党に政権を託したのは「国民の生活が第1」という素朴な提案に賛同をいただいたからだ。
国民はデフレのこの時期の増税は望んではいない。と完全に物別れに。
野田氏は自民党にすりより今国会で増税法案を採択のかまえ。小沢氏はそれには反対を表明。はたして小沢氏に対抗策はあるのでしょうか?
国民の大多数は、今すぐの原発の再稼動も、不況のさなかの消費税増税は望んではいません。原発を再稼動して大地震が起きれば日本は終わりです。景気対策や行政改革などをまったくやらずに消費税を増税すれば、景気は冷え込み大不況になるでしょう。これまた日本は終わりです。
さてどうなるのか?根拠はありませんが、「天下大乱の兆し」が出てきました。
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