市防災対策部と自主防災会有志との意見交換会
5月11日午前9時より、高知市あんしんセンター5階の災害対策部会議室にて、高知市防災対策部と自主防災会有志との意見交換会が開催されました。
呼びかけ人はやえもん地区まちづくり委員会代表の和田陽一氏。二葉町自主防災会は森会長。荒木副会長。西村情報班長が出席しました。中宝永町自主防災会、やえもん地域、潮エ地域、愛宕地域からも自主防災会関係者15人が出席しました。
高知市災害対策部側は地域防災推進課山崎課長以下6人が出席しました。最初に山崎地域防災推進課長が、4月からの災害対策部の新体制の説明がありました。
「従来総務部危機管理室といった体制を、災害対策部として強化しました。地域防災推進課(10人)と防災政策課(5人)と部長・副部長の17人体制に拡充しました。
地域ごとの防災計画・避難計画を住民参加で策定をし、各地域で浸透できるようになるようにしたいと思います。」
和田陽一さんは「今日は第1回目ですから、昨日高知県が公表して津波浸水予想図もありましたが、低地であるやえもん・下知・潮エから参加者がおられます。
津波避難ビルについての課題で意見交換をしたいと思います。」と発言されました。
参加者各位は各地域で防災に取り組まれているだけあって活発な意見が出ました。
各地域の進行状況が報告されました。二葉町と中宝永町は、津波避難ビルも施主と掛け合い独自に指定。防災マップも作成しています。これからの地域もあります。
「津波避難ビルになるのはかまわないが、おおっぴらに公表はされたくないという賃貸マンション所有者もいます。」
「市役所の定める津波避難ビルの構造要件を満たさないビルであっても地域にとっては大事。B級ランク・C級ランクの津波避難ビルがあってもいいのではないか。」
「地域の保育所ですが、指定されている津波避難ビルまで300メートル以上はあり、幼児の避難は極めて困難です。」
「熱心な担当の職員が、移動されました。誰に相談していいのかわからない。災害対策部へ言っても皆忙しそうにしているので。」
「津波避難ビルを募集しています。と徳島市ではホームページに大々的に広報している。高知市もそうすればいいのではないか。」
「災害対策部に津波避難ビル相談室。などをこしらえたらいかがでしょうか。」
「携帯電話通信のエリア・メールでも配信もしていただきたい。」
「市長の文章も。各位ではなく、津波避難ビルのオーナー宛の文章も必要でしょう。また文章は下知地域と潮江地域になっていますが、他の地域の市民からやっかみもでるのでご配慮ください。」
との意見が出されました。20年ほど前から地域の自主防災会活動をされておられる東石立町の中岡久幸氏は「私たちは高い建物が地域に建築される最中から、津波避難ビルへの指定の交渉を施主としています。すべては上手くはいきませんが、それも方法です。
すべてを市役所に要求ばかりするのではなく、まずは地域のことは自分たちで取り組んで、最後の手助けを市役所にお願いするという姿勢で自主防災防災活動はすべきです。」と言われました。
地域防災推進課松岡係長は「将来的には。小学校校区ごとの地域防災計画を策定し、常に地域の住民全員が意識できるようにしたいと思います。」と言われました。
最後に今回の懇談会の発案者の和田陽一氏は「これからはテーマを決めて議論を煮詰めるようにしていきたい。可能であればつきに程度の定期懇談会にしていです。
幸い事務局機能を市役所側がしていただけますので、市民側も前向きな提案をより出せるようにしていきたいと思いますので、ご参加された皆さんもよろしくお願いします。」ということで散会いたしました。
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