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2012.06.10

「巨大地震最新情報と伊方原発」岡村眞教授の講演会を聴講しました。

 2012年6月9日は、ユーロ2012年の開幕試合を見て眠く、午後からのセーリングをキャンセルしました。それで帰路にある高知県立大学で開催されていた講演会へ行きました。

 「巨大地震最新情報と伊方原発」という表題で,高知大学理学部教授岡村眞氏の講演会を傾聴していました。主催はグリー市民ネットワーク高知です。大震災後、高知県への南海地震の被害想定が変わりました。そのことにも関心がありますん。聴講しました。
Okamura12_r

  岡村教授の講演主旨を記述してみました。

 東日本大震災を総括しているうちに。地震学者である我々は、日本には、M9クラスの地震が起こるわけはない。と勝手に推論し、「常識化」していました。

 1960年以降でも、チリ地震(1960)、アラスカ地震、カムチャッカ地震、最近では2004年のスマトラ沖地震、そして東日本大震災と5回起きています。

 日本だけは[巨大地震は起きない」と言われていました。この50年間に54基も原子力発電所が日本に立地してしまいました。

 昨年12月末に南海地震の想定をM9に引き上げました。3月に津波の想定高さを公表しますと、にわかに関心が高まりました。黒潮町では37メートル。土佐清水市では30メートルの想定となりました。

 昔の記録をたどると、過去に南海地震は100年周期で高知で起きています。

 1498年明和南海地震。1605年慶長南海地震。1705年宝永地震。1854年安政南海地震。1947年昭和南海地震。

 2003年モデルは宝永地震を想定していました。国のほうで見直し作業がされており、今年の秋ごろには新しい被害想定が公表されることでしょう。
 
 いずれの地震も大津波が高知県沿岸部を襲っており、そのつど「亡所」になっています。

 東北地域でも常磐地震(M 8・4)が起きている記録があり、津波が仙台平野を席巻している記録もありましたが、東京電力は無視しました。

 今回中央防災会議で17人の委員のうち、2人がM9.0想定に反対しました。東海・東南海・南海地震の3連動地震の断層が、九州で止まるとは限らない。南西諸島まで割れるのかも知れないという意見もありました。
Nankaizisinyosoukouchicity

 これからの地震・津波の情報は、東日本大震災で変わりました。[大地震が発生しました。」「大津波が発生しました。」としか言いません。とにかく揺れたら逃げる。ことを実行してください

 東日本大震災では、気象庁の最初の発表が、M7・9でした。想定津波の高さは3メートルになっていました。そのため沿岸部の水門を閉めるために駆けつけた消防団員が250人亡くなりました。

 死者が2万人出ましたが、逃げなくて亡くなった人がたくさんいました。東日本大震災では震源域が海底でした。津波到達まで25分はありました。逃げる時間はありました。仙台など75分もあったのです。

 今年の10月に南海地震の想定規模と、死者数なども出します。東日本大震災は3月11日の午後2時46分に起きました。時間帯は在宅していた高齢者が多く被害に遭われました。

 夜や早朝の時間帯であればもっと被害者は出ていたことでしょう。高知でも夜間の避難訓練をするようにしてください。

 ここで皆さんに基本的なことを申し上げます。

 マグニチュードというのは,地震の大きさ、規模を現します。 

  震度というのは、地震の揺れを表します。

 それから「家が立っている海抜の高さが生死をわけます」4メートル位の津波でも耐震性のあるしっかりした家なら耐えられます。
Kyodaisizinsingeneria


 さて愛媛県の伊方原子力発電所についてです。新しい地震の想定では、南海地震の震源域の真上に立地していていることになりました。活断層が沖合いの6キロ、。8キロ沖にあります。

 これはどういうことかといいますと、地震は最初P波が到達し、緊急地震速報を出します。S波はその後に来ます。伊方の場合はP波とS波の感覚が1秒しかありません。

 日本では活断層でなくても地震が起きます。日本列島は地震でできた島だからです。
 
  また揺れの強さを表す[がル」ですが、最近は機械の精度が良くなり、正確な揺れの強さの測定ができるようになりました。2001年の宮城内陸地震では4017
ガルを記録しました。

 伊方原発は「570ガル」の揺れに耐えられると言っています。

岡村氏は、「福井県の大飯原発が再稼動した後は、伊方を再稼動させるでしょう。」といわれています。岡村教授のレポートと、「伊方発電所の地震対策について」(四国電力9の資料を画像処理してWEB上に掲載しました。

 会場には、100人程度の市民が集まって熱心に話を聞かれていました。活発に質疑応答もされていました。

 読み比べて参考にしていただければ幸いです。

岡村眞高知大学教授のレポート「南海地震の想定震源域は従来の2倍に 伊方原発はM9クラスの地震と津波に耐えられえるのか?」です。以下講演時にはいふされました資料の画像です。
Okamura1


Okamura2


Okamura3


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 作成日時は不明(東日本大震災より以前)だと思われます。パンフに作成日時が記載されていません。四国電力ガ作成した[伊方発電所の地震対策について」の画像です。

Sikata1


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Sikata3


Sikata4

Sikata5_2


Sikata5

 伊方発電所の地震対策

 じっくりと読み比べる必要があると思います。

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