100円寿司はそれだけの価値しかないだろう
デフレ不況の中の回転寿司の陣取り合戦について、2012年6月2日の高知新聞夕刊が1面で取り上げています。
我が家は最近父が慢性腎不全になり食事制限があるようになったこともあり、外食をしません。回転すし屋などにも行ったことがありません。コメントする資格はないと思いますが、新聞記事が気になりましたので書いてみます。
青柳町や春野町のココスという外食レストランがいつのまにかなくなっていました。新田町のロッテリアも閉店し、しばらく空き店舗状態でした。(今はラーメン店になっています)。
高知は人口が減少し、外食産業にも厳しいと思われる土地柄。にもかかわらず県内外の回転すし屋はどこも健闘しているようです。回転すし屋は、和風のファミリー・レストランなんでしょう。
自分たちが学生の頃に元禄という回転すし屋が東京に既にありました。30数年の歴史があるんですね。
記事によると県外大手チェーンの回転すし屋は安さと、効率、エンターテイメント性を追求。県内勢は地元ならではの良質な水産品の提供で勝負しているようです。さてどうなるのか。
エンターテイメントといえば、一昔前にはある外食レストランは、お客の誕生日に店員が歌を歌うサービスもしていました。今は店舗もなくなっています。
今流行の「100円寿司」がいつまで続くのか不明です。おそらく一過性であると思います。口からはいる食べ物です。「安い」のはそれだけの理由があるはずです。
つい先ごろも「安さ」を追求しすぎた焼肉チェーン店が食中毒の死者を出し廃業しました。放射能の内部被爆には敏感なくせに。「100円寿司」に子供連れてよく行くなと思いますね。
わたしは常に「流行に後れる」のですから、行こうとしたときはなくなっているかもしれませんね。
高知の県民性として、「新し物好き」なところがあるんでしょう。人口の少ない、県民所得の少ない県ですが、イオンやマルナカ、フジの大手量販店。ヤマダ電機、コジマなどの家電量販店。最近ではコーナンという大手ホームセンターまで進出してきました。ハゲタカ資本が大好きな高知県なんです。県民所得はどんどん吸い上げられ、ますます高知県経済は困窮していくことでしょう。でも県民はお構いなしですね。そこが高知県民らしい。
一方で県内の居酒屋は大手チェーン店である村さ来や白木屋などもありますが、地元勢の居酒屋が優勢でお客も多い。リテールのパン屋も地元勢が頑張っていますね。
回転寿司は、「安ければえい」という100円ショップ的な感覚なのか。もしくは居酒屋のように自分の身銭を払って飲食するのだから食材も良く、値段も妥当でなければ行かないのか。どっちへ転ぶんでしょうか。これからが見所ですね。
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