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2012.07.04

父が高齢者運転免許講習会へ参加しました。

 5月末に申し込みをして、ようやくこの日を迎えました。6月24日に満年齢で93歳になる父の運転免許の更新です。会場の中央自動車学校へ付き添って行きました。

午後1時40分から高齢者講習(対象者75才以上)でした。まず講習予備検査代金の650円と、高齢者講習の費用5350円の合計6000円を受付で支払いました。
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 少し早めに来たので父はぼんやりしています。
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 高齢者講習の意義を書いてあるポスターがありました。
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 今日の受講生は5人。皆昭和生まれで父より若い。75歳から82~3歳までの人たちです。私も受講講師の許可を得て、父に付き添い見学をしました。なかなかできる体験ではないので、興味はありました。

 まずは講習予備検査(認知機能検査)がありました。これはペーパーテスト。今日は何月何日か、自分の名前が書けるのか。時計を見て、何時何分か。それを絵にして針の位置を正確に表現できるのかというテストです。
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 結果は「記憶力・判断力が低くなっています。」との判定。車の運転での影響では、「信号無視や一時停止違反、進路変更の合図が遅れる傾向になる。」とのことです。

 もし運転をしていて違反行為をした場合は、臨時適性検査(専門医による診断)の要請を公安委員会からするそうです。検査の結果「認知症」という判定が出れば、運転免許の取り消し、停止ということもあるそうです。

 続いて運転シュミレーターや各種測定機器を使用しての「運転適性検査」をしました。画面に向かって、赤信号ならブレーキを踏む。青信号なら進む。黄色信号ならアクセルを離す。という動作を繰り返しての判定。
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 続いてカーブを曲がりながら信号に対する操作を行う測定もしました。動体視力や視野の広さの検査も測定機器を使用して行いました。総合評価は「全般的な機能は低下している。十分な車間距離をとり、スピードを控えた運転をしなければなりません、いつもゆとりをもって安全運転に徹してください」とのことでした。

 そして実際に自動車に乗っての運転応力の検査もしました。
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 父は全般的に車を運転する能力が落ちていることがわかりました。「超安全運転」をしないといけません。でも基本は車の運転は今後はしないようにします。たまに安全な場所での運転をする程度にします。

 車の運転は前方を見ながら、サイドミラーで後方を注視し、左折。右折の繰り返しです。同時並行した確認作業を次々とこなしていけないといけないのです。

 それでも「高齢者講習修了書」を父はいただきました。後日枝川の高知県運転免許センターへ持参すれば、運転免許書は交付されます。3年間の有効期限です。

 また自動車学校側から「脳と運転の研究にご協力をお願いします。」というチラシをいただきました。これは高知工科大学と高知検診クリニックが共同して、父のような超高齢者の運転者の調査への協力依頼がありました。これは枠があれば是非調査していただきます。
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 それにしても、高齢者講習会は、みっちりした内容でした。超高齢者の父にすればなかなか過酷な内容でした。でも最後まで諦めず頑張っていました。受講してよかったと思います。でもそれぐらいにしないと高齢者運転手の事故防止にはなりません。大変有意義な高齢者講習であると感心しました。

 講習された講師の方は「またお元気で3年後来てください!」と言われました。それを励みにしていこうと思います。関係者の皆様ありがとうございました。

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