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2012.08.10

政治体制は簡単には変わらない。気長に真摯に取り組むことです。

  最近は東京を中心に大規模な「脱原発デモ」が起きています。当初300人程度から始まった毎週金曜日の「大飯原発再稼働反対」デモは、今や数万人の動員する規模にまでなりました。

 政党筋や労組などの動員もあるでしょうが、伝え聞くにはWEBやSNSでの呼びかけで参加している人たちが多いようです。それはいつも言われいるように「まとまり」もなく、所詮は「烏合の衆で」あると。

 一方でそれは梅雨の時期に始まったので「紫陽花革命」と言われ、7月17日に開催された集会では17万人(主催者側公表17万人・警察公表7・5万人)を動員しました。ノンポリの人達も多く参加されたようです。

 鹿児島県知事選挙や山口県知事選挙にも、「脱原発」を掲げて立候補された人もいましたが、「原発推進」政策の現職の壁が厚く跳ね返されました。

 でもそれは始まったばかりです。

 原子力発電所を立地し、国策になったのは50年前からです。それから原発立地自治体や立地県での選挙では原発推進派が勝利してきました。壁は極めて暑いのです。

 でも原発が危険であるのは「3・11」で立証済み。1年5ヶ月後でも福島第1原発に「蓋」がされているのではなく、毎日日にち大量の放射性物質が大気中に拡散しています。

 その矢先の関西電力大飯原発の再稼働には、正直驚きました。確かに今年は暑い。少しだけ皆が暑いのを我慢すれば済むことだろうに。拙速に政府は大飯原発の再稼働を決めました。

 異論は異論として言い続けることです。国策である原発推進政策を変更するためには、国政で「脱原発派」が多数を占めないといけません。原発立地の自治体の首長。議会で脱原発派が多数を占めないといけません。全然そういう状況にはなっっていません。

 国民の「思い」と、現実の政治体制が「ミスマッチ」になっています。変えることはかんたんではありませんが、地道に変える必要があります。時間は多少かかりますが、気長にやることでしょうね。

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