魅力に乏しい高知市中心(?)商店街
地元紙高知新聞8月25日夕刊1面に、「おまち再生 正念場」「高知市商店街 休日通行初の5万人割れ」「6月調査 集客力低下くっきり」とあります。
記事によりますと。休日の商店街の通行者のピークは1997年で14万人。2012年6月の調査では4・9万人。右肩下がりで集客力が低下しています。
1番大きな要因は2000年に開業したイオンモールの影響。とでn西武百貨店の閉店が2002年、ダイエーの閉店が2005年と中心商店街が集客装置を次々と失い、映画館もなくなりました。
そして地域のシンボルである追手前小学校が、2013年3月に廃校になります。ますます魅力のない商店街になることでしょう。もはや再生は不可能であると思います。地域に子供たちがいなくなることは、地域に活力がない証拠だからです。
1番最優先すべきは追手前小学校の存続でした。それがかなわぬ状態では地域の再生はもはや不可能です。商店街の再生は自助努力ですべきであって、行政の税金を中心街再生とつぎ込むことはありません。
この商店街は、車椅子利用者、高齢者に全くやさしくない商店街です。あれだけ空き店舗があるのであれば、車椅子利用者のトイレをこしらえるべきでしょう。災害時(地震などに)買い物客や観光客を避難誘導する自主防災組織すら、商店街にはありません。
つまり「公共性」に乏しい商店街です。コミュニティ機能もありません。先日も中心街再生のための51の事業なるものが公表されましたが、殆どが効果の乏しいものです。
高知市の急務は南海地震対策です。公共予算は「公共性に乏しい」商店街への投資はやめ、市民の命を守る南海地震対策に重点配備をすべきでしょう。
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