U-23 3位決定戦を観戦. 情けない試合。ゴールを目指す意識の差がでましたね。
日本男子のU-23のサッカー。今回のロンドン五輪では「予選敗退」が大方の評論家の予想でした。なでしこさん以前に銅メダルを44年前の1968年のメキシコ五輪で獲得した釜本氏すら「リーグ戦突破は難しい。」との予想でした。
なぜそう言われ続けて来たかと言えば、ユース世代の世界大会アジア予選にて、ことごとく同世代の韓国に負けてきたからですね。
韓国は伝統の「反日意識」を今回の3位決定戦で鼓舞し、勝ってメダルを獲得すれば「兵役免除」という特典を出場選手に与えるそうです。モチベーションは間違いなく韓国は高いでしょう。
でもそれは、プレッシャーになることは間違いない。日本には絶対に勝つ、勝つのが当たり前という意識は、ときにプレーを正確にできなくなる可能性もある。力みにつながることもありますね。そこが日本のつけみになります。
前線から守備。中盤のパス回しから縦への攻撃。お互い似たようなスタイルであるだけに、「どうしても勝つ」というプロ意識が最後は決定すす。
日本の場合は動きまわるサッカーで、前がかりの守備からのカウンターで永井の快速を生かした攻撃で勝って来ました。メキシコ戦のように足が止まり、永井が孤立すると打開策がないのも確か。
前線で起点(受け手)のFW不在ですし。どうも勝てる様子が見つからないのです。
立ち上がりは互角。韓国は長いボールを蹴って日本ゴールへ迫る。そこは日本DFも読んでいる。中盤での攻防が鍵ですが、韓国のフャアルが多い。特に大津がパスを受けドリブルを始めると中盤からの激しいラフプレーを仕掛けてきます。イエローカードが韓国に3人出ました。
こういう展開であれば、守備を固め、中盤でボールを回し、韓国の反則を誘いイエローカート、あるいは退場で追い込む作戦を冷静にすべきでした。韓国は今大会でも守備に6人、攻撃は4人でカウンター主体だからです。カウンターを防ぐ方法さえきちんと出来れば、じわじわ行けるかなと思いました。
前半の後半から韓国陣内に押し込んだプレーがあり、何度かコーナーキックも得ましたが、得点できません。そんなときに前半38分位パク・チョヨンがカウンターから、ドリブルで持ち込右隅にゴールを決められました。日本痛恨の失点です。その後は得点開く前半終了。
日本は先制されたことがなく巻き返しが図れるのか。ことここにいたってもボールを綺麗に回そうという意識がある。もっとゴールを狙う意識を持って欲しい。明らかに韓国は大津選手を嫌ってているので前線に大津にボールを出し、どんどん仕掛けさせるべきだろう。
日本が後半いい形で攻めて前がかりになっているときに、またも後半カウンターで同じようなパターンで、グ・ジュンチゴールを決められ、0-2に。
関塚監督は、杉本。山村、宇佐美と攻撃的な選手を出しますが、守りを固めた韓国にことこどく跳ね返されました。
(日本のゴールは反則で認められませんでした。)
全く情けない敗戦でした。
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