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2012.09.11

原子力発電を今後どう考えればいいのだろうか

Fukusimagenoatuhigai


 「まさか」の福島第1原子力発電の事故でした。大地震と大津波の被害により、電源を失い原子炉建屋内での水素爆発があり未だに無残な姿を晒しています。依然として原子炉に「蓋」がされないので、毎日大量の放射性物質が大気中に、地中に、あるいは海に放出されています。

 日本はこの50年間原子力発電所の創りだす巨大な電力資源で経済成長が支えられてきたと思います。70年台後半の第2持オイルショックなども乗りきれたのも。原子力の電力のお陰であると思います。

 ですが、それは今となっては「運が良かっただけ」ではなかったのかと思います。

 日本は4つの大きなプレートがぶつかり合い地震でできた列島です。有史以来日本では、太平洋側はプレート型巨大地震が。日本海側は直下型地震(活断層の巣)でありました。
原子力発電は日本では50年の歴史がありますが。今まではなんとかかんとか地震がなかった(原子炉に悪影響を与える規模)でしたので、国民生活にも悪影響が出ませんでした。

 かつて米国のスルーマイル島や旧ソ連のチェルノブイリにて大きな原子力事故がありました。しかし日本の原子力関係者は「人為的なミス。勤勉な日本人ではありえない」と言って来ました。

 地震の危険性を指摘されても。「我々の調査では大地震は起きない。我々の想定を上回る揺れも、津波も原発立地をしている場所では起こらない。」と調査もせずに強弁してきました。今回原発は大地震には無力でした。

 不思議なのは、ことここに至っても政府は原子力推進政策を変更しないことです。

 地震学者が「活断層の巣の上に原子炉すべてがあるのでただちに廃炉にすべき」と警告している福井県のすべての原発。そのなかで大飯原発が再稼働しました。
Kyodaisizinsingeneria


Wakasafukuikatudansougenpatu

 大飯原発再稼働は、大地震には無防備な状態です。免震棟は現在ない。大津波対策の堤防もない。活断層の調査もしていない。本当に再稼働してよかったといえるのか極めて疑問です。

  「勇気を持って廃炉にすべき そして真剣に本気で新エネルギーを開発すべき」です。

 廃炉にすることを国が決断しても簡単な問題ではありません。原子力が担っていた部分の電力資源の開発が急務です。もっとも原子力発電は100%フル稼働していたわけではなく、定期点検などのために止めることが多いので、バック・アップ用の火力居発電とセットになっています。(だから原発は二酸化炭素を出さない発電であることは間違い無いですが、バックアップ用に火力発電と必ずセットになっていますので、二酸化炭素排出量は減少しません)

 臨時的には火力発電所を稼働させます。一時的に燃料は海外から購入するのでコストは掛かりますが、幸いにも円高ですから。事業者の負担は軽くなるはずです。その間に懸命に地熱発電や、太陽光、水力、風力、バイオマスなどのクリーン・エネルギー資源の電源開発が急務です。

それを日本人全体で懸命にやれば10年以内にはなんとかなるんではないでしょうか。
原子力発電所は役目を終えました。安全に今後は廃炉にしていくことになります。そうあるべきです。


 そして稼働しようが、廃炉にしようが問題なのは、放射性廃棄物処理の問題です。しっかりした回答はありません。原子力関係者の結論は「地下処分」ですが、日本に安全に地下処理できる場所が果たしてあるのでしょうか?大問題です。廃炉の作業には100年以上はかかるでしょう。

 決して未来の人類への「贈り物」にしてはいけないと思います。
Manga1932


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