下知地区減災連絡会設立総会が開催されました。
高知市下知地域の14の自主防災会・グループ.準備会が集まり、10月2日下知地区減災連絡会が結成されました。
鏡川・堀川北岸から、江ノ口川を挟み、久万川(くまかわ)南岸地域まで、高知市下知地域は広域。しかも全地域が海抜2メートル以下の低地で海や川に近く、軟弱地盤です。高台はなく、1万6千人の市民は南海地震が起きたならば、現状では大きな被害が想定されています。
総会はまず会長予定者の森宏(二葉町自主防災会会長)が挨拶しました。「下知地域の市民は団結し、意見交流を深めて、いきましょう。」
森宏会長は、昭和南海地震の体験者。当時須崎市在住で津波の恐ろしさを体験されています。シビアな危機管理意識をもたれています。
「下知地域の14の自主防災会・グループが参集し、南海地震対策をされることは喜ばしいことです。皆様方と下知地域津波避難計画の策定をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。」と挨拶がありました。
続いて議案が坂本茂雄事務局長(サーパス知寄町1自主防災会)より議案提案がありました。
第1号議案は「規約について」です。組織の規定や役員の数、会議、会計、監査などです。
第2号議案は「2012年度事業計画案」です。減災講演会やまちあるき、合同訓練、単位防災会訓練の相互支援。津波避難計画の策定。下知市民図書館の運営組織と防災部会。などです。
第3号議案は「2012年度予算」についてです。100世帯以上の自主防災会からは年間2000円。100世帯以下の自主防災会からは年間1000円の会費です。高知市役所に「自主防災会の交流・連携を図る事業」として交付金申請を出すということ。
第4号議案は、「役員選任」です。会長は森宏(二葉町自主防災会)です。副会長は2人で吉本隆一(青柳町防災会)、西村健一(二葉町自主防災会)です。事務局長に坂本茂雄(サーパス知寄町1自主防災会)、会計に国見俊介(昭和小校区市民防災プロジェクト)が選任されました。
委員については加盟している自主防災会から選任されました。注目すべきは女性役員が3人選任されたことです。
議案はすべて採択され、総会は無事に終了しました。
続いて高知市災害対策部地域防災推進課の青木主査より「南海トラフの巨大地震への備えと下知地域」と題して、スライドを使用し、予想地震の規模、被害想定などの説明が行われました。
10月7日は昭和小学校の運動場と体育館にて「昭和秋の感謝祭」と「あそぼうさい」が開催されます。二葉町は仁淀川町の皆様と一緒に、昨年同様に共同出店します。今年は森会長がいも天を現場で揚げて販売します。仁淀川町は野菜やお茶などを販売します。これも下知地域のつながりを深めるイベントです。
今日は報道関係者も来られていました。森会長や坂本事務局長に謝罪されています。
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