橋本大二郎さんは政界を引退していない
先日偶然橋下大二郎氏(元高知県知事)と親しい人に会いました。ひたすら政界談義になり、だらしのない国政への嘆き節を聞きました。そして話が橋下大二郎氏のことになりました。
私が「橋本さん今どうされているのですが?テレビにもでないし。引退して年金生活される年齢でもないし。」と言いました。
「政界からは正式には引退はしていませんよ。テレビに出演しないのはそのあたりがあるからです。元三重県知事の北川氏や鳥取県知事の片山氏は、完全に政界からは引退すると本人が表明しています。橋下大二郎さんはそれをしていません。だからテレビへ出ないのです。」
なるほどそういう事情なのかと納得しました。高知県知事を4期(5期)16年されてこられましたから。政治的なキャリアは十分。実父も国会議員であり、実兄は元総理の故橋下龍太郎氏。政治環境で育っておられます。報道現場のNHKに19年間勤務。高知県知事に16年。そのキャリアを活用しないのはもったいない。
1991年に高知県知事になられたときは、44歳で「史上最年少知事」と言われた来ました。あれから16年。2009年の総選挙では高知1区で落選。16年間過ごした高知を引き払いました。
政界を引退していないと言いますが、具体的に選挙基盤はどうするのでしょうか?高知には基盤はないと思われます。一族のゆかりのある岡山県でしょうか?龍太郎氏の息子さんが後継者になっているはずです。しからば東京なのか。でもその噂は聞こえてこない。
となると橋本大二郎さんのお眼鏡にかなう内閣が発足し、いきなり民間人で閣僚になることでしょうか?みんなの党の渡部代表が首相になり、県知事のキャリアを活かして総務大臣になるということはありえるかもしれませんね。でも小選挙制度ではみんなの党が政権第1党になるなんて考えられません、その線も薄いでしょう。
橋下大二郎氏も65歳。若くはありませんが、老けこむ年ではありません。
2012年10月16日の日本経済新聞1面記事「64歳まだまだ現役 経験や財産を保全をする」とありました。事例ではあるエアコンメーカーは退職した64歳の、元社員を再雇用し、営業の最前線で活用されている。ある食品スーパーは65歳の元社員を不採算店舗の再生人として多くの成果を上げているとか。
「政治の世界」では、65歳といえば中堅どころ。今後橋本大二郎さんはどうされるのか?ある意味注目の存在です。
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