1票の格差を人口だけで判断する最高裁判断は笑止千万だ
いつものことですが、最高裁の「1票の格差」の判決にはおかしさを感じますね。確かに1人の国会議員を輩出するのに、ある地域では10万人で当選し、ある地域では50万人が支持したのに落選した。おかしいのではないかというのもわかる。
しかし選挙区になれば、その地域で分断されているので、その地域の「民意」が反映された結果が当選者になるので、人口の多い少ないは絶対的な要素ではない。
人口比率で押し通すと、都市部の市民の意向だけが国政に反映され、地方の市民の意向は無視・軽視されていくことでしょう。
将来その調子で行きますと、人口の少ない高知県と徳島県の選挙区は統合。2つの県で国会議員は1人だけという事にもなりかねない、そうなると候補者は大変。選挙区が広大になり、選挙費用の負担hだけでも大変。第1それが「民意」を反映するのでしょうか?
まして北海道や島根県、沖縄県のような「国境の県や地方」の重要性まで軽視されるのではないだろうか?それが心配。
最高裁判所の判断は実に安易で軽薄であるとわたしは思います。
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