県が耐震護岸工事をしています。
現在高知県・土木部が浦戸湾の一部の国分川西岸壁の耐震護岸工事をやっています。
この写真は葛島橋西詰めから若松町の青柳橋にかけての工事です。
高知県庁のホームページには以下の説明がありました。
『南海地震対策の加速化と抜本強化』
http://www.pref.kochi.lg.jp/chiji/kasoku.html
○国分川・鏡川・江ノ口川の耐震対策
国分川・鏡川・江ノ口川の重点区間(3.6km)では、平成20年度から、安政南海地震(M8.4)クラスを想定した堤防の耐震対策を進めています。
対策の工法としては、下図のとおり、堤防天端から川の流れに平行して、連続的に鋼矢板を打設し、鋼矢板で挟まれた部分の液状化による沈下を抑制することで、設計上の津波が堤防を越えないようにしています。
この工法は設計以上の津波が襲来し堤防を乗り越えた場合においても、堤防が鋼矢板で挟まれていることにより、津波によって侵食されることを防ぐため、粘り強い構造となっています。
ただ工事をされている地域は軟弱地盤であり、基礎杭を硬い岩盤まで打ち込むにはそれこそ100M近く打ち込まないといけないと言われている場所です。果たして硬い岩盤層まで矢板を打ち込んでいるのか。また実際に効果があるのかは、実際に津波が襲来しないとわかりません。
ただ昭和の南海地震(1946年12月)では、津波はこの地域には襲来こそしませんでしたが、河川の護岸が地震で崩壊し、液状化も会ったとは思います。地盤も沈下したので長期浸水地域になっていました。
昭和の南海地震の記録
http://futaba-t.cocolog-nifty.com/blog/cat5681894/index.html
若松町や二葉町の高潮堤防や鏡川対岸の潮江地区の耐震護岸工事の予定については、現在ないようです。
(こちらの護岸工事は終わっているようです。)
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