今 ここで(サイトで)買うための 理由づけ
Eコマース講座が、1月10日高知県産業振興センターで開催されました。先月は講師の笹本克氏のご事情で中止になっていましたから、2ヶ月ぶりの講座です。
年末年始の雑用と「正月ボケ」を一掃するような内容でした。
「ホームページに自分たちの思いを的確に、正確に表現できているかどうか。案外それができていない。」
「よくある質問は実は案外読まれてはいない。例えば灯油ストーブに古い灯油を入れて燃焼させると芯が焦げ付いてしまった。後でそのメーカーのホームページを読むと古い濁った灯油は酸化しているので不完全燃焼をします。今はガラスの芯なので焦げ付きますと書いてありました。
こちらは興奮しているのでいきなりメーカーの苦情相談室に電話を掛けました。そんなもんですよ。」
三和メッキというメッキ会社は、お客様の相談(電話・メール・FAX)などをホームページに掲載しています。その数は1000を超えていて、水際で質問を食い止め。より受注角度の高い問い合わせにフィルタリングしていますね。」という事例を紹介されました。
「たった今、このサイト(この店で)買うための理由づけ。メリットと情況証拠をサイト内の表現で的確にしないといけない。」
ご指摘されたら確かになるほどそうか。と思います。けれどいざ自分のホームページを眺めて作業をは始めると雑用に追われているうちに頓挫しますね。私の場合は・・。
確かにネットで自分が簡単に物品やサービスを販売出来るということは、競合他社も同じようでできるということですから。
「リアルな販売現場ですと、例えばデパートの紳士服売場へ行くと店員が寄って来てあれこれお薦めされる。多少気に入らなくても妥協してしまいます。その心理的な負担が嫌なのでしばらくよりデパートへ行きませんでした。
40歳を過ぎてあつかましくなるとあれこれ品物を吟味して、結局買わないことも出来るようになりました。ネットの場合はそういう心理的な圧力がない。最初から比較して購入するようになっている。」
「わたしの判断は正しいであろうかと迷う。その場合人は案外無難な選択をします。ブランド品などは無難な選択で選ばれます。」
リアルでもネットでも「今」「浮かれているうちに買わせる」「理由付け」を行う場合があります。キラーワードである「特別」「限定」「お得感」をかもしだし買わす。TVショッピングや楽天などはよくやっている。
分析は必要。キーワードを見つけたら、なぜその人たちはこのキーワードで検索してきたのか?背景を考えて手を打ちまししょう。
ざっとノートに書いた走り書きを記述してみましたが、たぶんもっと大事なことを笹本氏は講演で言われているはずです。現在の私の許容量がその程度しか理解出来無いのであると思います。
「売るためのサイト構築テクニック」(笹本克・著・アスキー・2004年刊)をアマゾンに注文しました。講演内容を思い出しながら、じっくり読んで自社のサイト再構築の参考にしようと思いました。
正月ボケが治ったようです。
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