岡田武史さん中国で頑張ってますね
サッカー元日本代表監督であった岡田武史氏は、現在中国の杭州市のプロサッカーチームの監督をされています。1年目は11位。しかも尖閣問題で日中政府は政治的に対立。フェイスブックで中田宏さんが「良い記事だ」と言われていまた。昼休みにコンビニで朝日新聞2013年1月9日朝刊を購入し、読みました。
中国人には「自己責任・自己管理は無理」と言われていたが、岡田氏がそれをやると最初こそチームに戸惑いがありましたが、だんだんと理解するようになったといいます。チームのオーナーの現場への口出しに激怒し、退任を示唆ことも。オーナーと話し合い、現場への口出しないことの条件で再契約したといいます。
岡田氏は中国人はメンツを大事にする民族。尖閣諸島国有化でメンツを胡錦濤主席はつぶされたので大きな問題になってしまったと言います。
「もともと、中国人はこうだからという先入観を持っていない。だから構えもいしないし、特別にこうしなければいけないとも考えてはいない。
中略
(中国人は)約束を守らないという人も言われるけれども、民主党も自民党も全然守っていないじゃない。中国人を嫌う人は多いけれども、実際に行ったり、住んだりした人はどのくらいいるのか。相手を知らずに嫌いだというのはおかしい。」
中国の選手が自立できないのは、1人っ子政策が下忍ではないかという指摘に対しては、
「日本の選手も20年ぐらい前は、自己判断できないのは均一的な学校教育のせいだと言われていた。でもサッカーにおいてはそれを変えられたし、多くの日本人選手が世界の舞台で活躍している。
1人っ子政策のせいにするのは言い訳。社会を帰るとまでは言わないけれども、サッカーは間違いなく変えられる。現実に杭州の選手が自分で変わり始めているのだから。」
なかなか含蓄のあるインタビュー記事でした。サッカーにもお国柄は出ると言いますが、岡田流の賢明さを中国人選手が会得すると、もともと身体能力のある選手が多いので、将来日本サッカーの脅威になるでしょうね。
分野は変わりますが厳しい練習で知られるシンクロの井村氏は、中国の代表監督になられてから中国チームは念願のメダルを獲得。日本は追いやられました。サッカーでもそうなるやもしれません。
でもスポーツでフェアな戦いを中国人のサポーターも勉強し会得すれば、サッカーが真の日中友好の有力な道具となることでしょう。
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