介護時代を生ききる フォーラムを受講
「介護時代を生ききる ひとりで悩まないで」(主催高知医師会市民との対話推進委員会)のフォーラムを聴講に、2月2日に高知市総合安心センターに行っていました。
パネリストは高知県在住の漫画家くさか里樹氏、高知検診クリニック脳ドックセンター長の朴啓彰氏、かもだの診療院長市川英明氏、高知保健所所長堀川俊一氏でした。
それぞれが短い講演をし、後半は参加者からの質問を質問をもとにパネラーが回答する形式でした。
くさか氏は介護現場への取材を通じて気づいたそうです。「これからの日本は高齢化社会になる。そのなかで認知症の人はスターですよ。認知症になっても感情は残っている。伝えきれないもどかしさが苦しいから、大声を出したり、徘徊したりします。
自分がもし認知症になったら、堂々と介護を受けて次世代を育てるということをしましょう。福祉は地味なのでもっとユニフォームを派手にしないと」と言われました。
朴氏は脳の専門家として「タバコは脳に害を与えるので禁煙は絶対条件。酒もたばこもしない人の脳はきれいですが、とくに喫煙者の脳はすかすかになっています。また受煙も大問題。お酒も飲まないほうがいいです。特に高知県人の酒の飲み方は異常です。労わるべきは肝臓だけでなく脳なのです。」
市川氏は、在宅での医療ネットワークの話をされました。「認知症でも終末医療でも在宅治療は可能です。呼ばれたらすぐに行く「じきいくネット」を複数の診療所や病院でこしらえています。
堀川氏は「介護も1人で悩まないでケアマネージャーや行政(高知市高齢者支援センター)などを活用ください。認知症サポーター講座や、認知症重度化予防実践塾も開催しています。」との取り組みの紹介がありました。
事例発表者として川久保明美さんが、認知症重度化予防実践塾を受講し、87歳の母親の介護に前向きになり、お互いが明るくなったというお話をしていただきました。
会場で販売されていましたので、くさか里樹さんのヘルプマン17巻と18巻を購入し、サインをしていただきました。
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