坂本茂雄県議の46回目の県政意見交換会
地元高知市下知地域の代表県議会議員の県政報告会へ傾聴に行きました。今回で46回目であるといいます。ほとんど地方議会の報告会もしない地方議員が多い中、特筆される真摯さです。
平成25年度一般会計当初予算案の解説をされていました。
当初予算額は5年連続の伸長で、県予算として4000億円を超えたのは8年ぶりとか。国の補正予算と連動で、県議会の常任委員会の審議後ただちに本議会で採択するような執行部の動きがあったとか。議会として精査できるのか不安であると坂本さんは言っていました。
地方行政としては苦い経験があります。それは1990年代に政府主導で地方も公共事業を多くやってきましたが、2000年代になり小泉政権が「三位一体改革」で、梯子を外された形になり、地方交付税が大幅減となり財政的に苦しくなりました。
民主党政権時代に地方交付金が増加し、もとへ戻ったかと思いきや、安倍政権になってまた地方交付金のカットに乗り出しています。緊急経済対策で県は380億円の補正予算を組んでいますが、うち国は230億円しか出していません。県が120億円持ち出しています。うち半額の60億円は交付税としてあとから補てんされることになっていますが、[梯子を外された]前例があるので、精査が必要です。
南海地震対策として坂本議員は「津波避難施設の選択肢の多様化」を提唱されています。津波避難タワーやシェルターのほかに多様な対策を行い、「避難あきらめ」を防止しないといけない。
建設業者の談合防止問題では、防止策よりも、業者救済が多数会派により主張され、採択された。県建設業界のコンプライアンスの確立や反省が伝わってきません。
県予算の概要説明が行われました。私の理解力が今一つなので、聞き取ったのはこの程度です。
参加者との質疑応答も行われました。
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