高知の先輩たちの偉業に感謝します。
高知県民は過去に窪川原発と東洋町の高レベル放射性廃棄物最終処分場を拒否しました。先輩たちの尽力と見識があるので、高知の野菜や食材は安全で評価は高いのです。
四万十町の興津の海抜15メートルの高台に窪川原発の建設予定地はあります。地元の人たちに聞きますと、昨年国と県の出した新想定の津波予想は20数メートルです。「災害弱者」である保育園児と高齢者施設は30メートルの高台に昨年移転を完了したのです。
もし15メートルの位置に窪川原発が稼働しておれば、南海地震の脅威で高知県民は落ち着いた生活などできません。東洋町の高レベル放射性廃棄物最終処分場の位置も、新想定では南海地震の震源域に入りました。甲浦には地震発生後5分で大津波が押し寄せます。
本当に原発を拒否して良かったと思います。土佐のおきゃくも観光もありえない話になっていました。
原発の議論をされるときに「経済問題」を訳知りに語る人たちがおられます。福島第1原発の放射能はいまだに止まっていません。毎日日にち大気中に地中に海に放射性物質が大量に輩出されています。廃炉に一体何年かかるのかわかりません。経済的にも原子力発電はもはや採算が合わないのではありませんか?
いまだに福島県の原発近辺の人たちは地元に戻ることもできない状態であり、いつ戻れるのかも不確定な状態です。そんな状態を放置しておいて東京五輪を誘致するなどしてはいけないと私は思いますね。
「安全はすべてに優先する。」ということで議論をすべきです。太平洋側はプレート型の巨大地震。日本海側は直下地震の活断層の巣の上に原発はすべて立地しています。
エネルギーは地産・地消で行くべきです。
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