Eコマース・スキルアップ講座最終回
高知県産業振興センターでの「Eコマース・スキルアップ講座」(講師笹本克氏)が、3月6日に最終講座が行われました。
笹本氏の講話は、技術論やハウツーよりも「概念的」「基本的な考えから」をされます。言葉は平易ですが、とても奥が深くて難しい。今回の講座は「まとめ」のような話でありました。
「魔法のシートに記載されていないことでも売り上げが急上昇した顧客がありました。原因を詳細に詰めますと、あるブログに記事を掲載されたら波及効果があったことがありました。Eコマースは手を打てば、必ず効果が上がります。」
「否定語をホームぺ―ジ上の表現で使用しないこと。たとえば納期が2週間以上かかります。という表現ではなくて、納期がかかる理由を説明し、むしろ誠意がある対応をしていることを強調すべきでしょう。」
「たとえば1万5千円で、いつ来るかわからない。何が来るのかわからない。海山産品セットが通販で人気。伊勢海老が入るかもしれないし、鯛が言ってるかもわからない。相手が自然なのでわからない。それでも顧客は満足する。
いつも素材をそろえるのは工業製品ではないので、一次産品では不可能。それをちゃんとサイト上で表現しているかどうかでしょう。」
「アイキャッチという言葉があります。読む文章と見る文章。テレビは見る。新聞は読む。ホームぺ―ジは見る要素が多い。でもきちんとした文章を書かないといけない。」
「自己評価というか、セルフイメージが低すぎる傾向にあります。自分の価値が自分でわからない。そうなると表現が卑屈になる。」
「海や山の錆、都市部と住宅地の錆。北海道から沖縄での顧客に対応していることをサイトで表現すべきである。」
「30年の耐用年数が防錆塗装で10年延長すれば施主は得します。そのための防錆コンサルティングをやりんだということを表現すべきでしょう。値段表も調査内容も記述すべきでしょう。」
「どのページからも地域性に対応し、解決策があるというつくりでないといけない。トップ・ページなど外注先とも交渉し思い切った変更もすべきでしょう。」
受講はまじめにし、ある程度は理解してきました。しかし実際のホームページの改変までは至っていません。
「やれば必ず成果は出ます。でなければ元へ戻せばいい。やる場合はそのうちではなく、期日を決めて納期を守るようにやるべきですね。それぐらいのことをしないと何もかわりませんから。」
厳しいご指摘も受けました。ようやく体制が整いましたので、サイト作成会社とも相談し検討にはいります。
講座終了後、笹本先生を囲んで夕方は帯屋町のジャスミンで食事会をしました。講座では聞けない忌憚のないやりとりがされました。半年間で受講生同士も親しくなりました。
食事会が終了しアーケード街へ出ますと、県外から来たパフォーマーが大道芸をしていました。見事な芸でしたので、すこしカンパをさせていただきました。
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