日本の左翼は何故大同団結ができないのだろうか?
昨年の総選挙で民主党は歴史的な惨敗し、自民党が圧勝。単独過半数を占めました。またわかのわからないファシスト政党の日本維新の会も躍進し、憲法の改正では自民党と協働するとまで言っています。みんなの党も憲法改正には賛同しています。
政党支持率も自民党が圧倒的に1位であり、1ケタの支持率で民主党と」日本維新の会が争う体たらくです。このままの状態で参議院選挙が行われば、1人区で自民党が完勝し、参議院の過半数も制する可能性があります。
一方「護憲勢力」と称する左翼政党と言えば、老舗は社民党と共産党ですが、1ケタの議員しかおらず今や「泡沫政党」ですね。さまざまな運動体で過去主導権争いばかりをし、自分の非を認めず、相手方を批判するばかりで統一戦線を張ったことはほとんど最近はありませんね。また仮に張ったところで社会的な影響力はありません。
そにほか反原発を唱える少数政党もありますが、選挙協力をして統一行動をするとか、成熟した動きはまるでなさそうです。
いくら国会前での抗議行動で盛り上がっても、肝心の選挙で候補者が当選できなければ政治を動かすことは到底できません。運動と政治とのかい離。護憲勢力のばらばら加減にはうんざりしますね。
相手をののしったり、過去のことを批判するのは日本の左翼は得意ですが、大同団結してことにあたる、相手との異を認める器の大きさは皆無ですね。これでは自民党には絶対に勝てません。自民党はおおらかな国民政党的要素が色濃くいまだに残っていますから。
ようするに日本の左翼には「おおらかさ」がない。「面白くない」「とんがりすぎている」です。お互いとげの生えた手では握手すらできません。
左翼という概念で護憲運動や反原発運動はしないほうが良いと思います。また違うプラットフォームをつくらないと駄目でしょう。そう思います。
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