村山談話は自民党実力者が関与し出されたもの
安倍晋三首相は、1995年に出された「村山談話」を全否定し、「日本はアジア諸国へ侵略などしていない。」とか張り切って発言し、周辺アジア諸国だけではなく、アメリカ政府筋からも批判をされています。
そもそも村山談話は、村山富一首相の独断で出されたものではありません。
それは当時の村山内閣は、自民党と社会党の実力者内閣であり、そこで閣議で承認されたのが「村山談話」というものです。政権内の合意形成がなされた結果であり、日本国民の総意と言っても間違いありません。
ちゃんと当時の社会党も自民党も節度をわきまえ、議論をし、閣議決定して出されたものです。
それを安倍氏の「薄っぺらの歴史認識」の思い付きで、「雄弁」にお話しされますと、その都度日本の国益が損なわれ、対外イメージがどんどん毀損されていきます。
以前ブログでも書きました。
ちゃんと歴史的な根拠も、合意形成もなされた「村山談話」だったんです。それを全否定するほどの根拠を安倍氏は持ち合わせてはいません。
民主党前政権が酷すぎて、バブル人気に酔う安倍首相ですが、政権基盤は盤石ではないことを、思い知らされることでしょう。
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