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2013.05.08

不便な街になりました。


 2001年の小泉内閣の「規制緩和」政策のおかげで、自宅近くの街並みは実に不便になりつつある。もっとも高知市二葉町は高知市の中心のはりまや橋から東へ1キロ。国道56号線と33号線に隣接する交通の要の街です。

 「サロンパスを買いたいが薬局がなくなった!」と母(87歳)が怒って言います。つい10年前には町内に小さな薬局が3軒あり、近隣の母でも徒歩で行けるスーパーにも薬局が入居していました。気軽にサロンパスは購入できました。母などはまさに徒歩で買い物が出来ました。

 ところが次々に街の小さな薬局は閉店し、母が徒歩で買い物に行ける範囲には1軒の薬局もなくなりました。文房具屋も同様になくなりましたが、こちらは「100円ショップ」のなかに文具コーナーがありますので不便さは感じません。

 薬局は薬剤師免許がいるので、簡単に開業できないのでしょう。100円ショップなどにもないですから。結局どうなったかと言いますと、車で行かないといけないな所に大型のドラック・ストアが出来ています。母の散歩ついでにサロンパスを買うことができなくなりました。
 
 現状はサロンパスを買うにも車で行かないといけません。とても不便です。大型のドラックストアですが、日用雑貨品や洗剤、お菓子など生鮮3品以外は置いてある状態。こちらはスーパーと競合しているようです。

 高知市の中心商店街からは映画館もなくなり、「シネコン」とやらで郊外のイオンという大型禿鷹スーパーの中にある状態。映画見るのにやかましいスーパーへ行かないといけないのか正直辛い。できれば行きたくない。

 規制緩和では大手企業がはびこるだけ。個人経営の近隣顧客を相手にする商店は苦戦します。でも母のような超高齢者は「顔の見える」個人商店で買い物するほうが健康にもいいんです。顔見知りになり「声掛け」もしてくれますので、認知症の予防にもなりますから。
 
 TPPやらでまたまた国際禿鷹店舗がはびこってくるのではないですか。田舎には不要なジャンクフード店や大型スーパーなどは「まちこわし」の象徴ですからね。そうなれば」ますます不便で住みづらい街に成り果てますね高知市は。

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