ほどほどが1番
週刊現代に大橋巨泉氏が「今週の遺言」というエッセイを連載されています。5月11日・18日の合併号では「何と63%の現役高校生が憲法9条の改正に反対!大新聞は何故報じない?!」とのタイトルでした。
巨泉氏は「ゲームとサッカーばかりしている」と馬鹿にしていた現役高校生諸君に謝らなくてはいけない。君たちはちゃんと見ているんだね。我々とは違う視点で考えている結果なのだ。
その視点とは「もし憲法9条のタガがはずされて戦争になったら、銃をもって戦うのはボクたちだというもにに違いない」と言っています。
もう1つ感心したのは以下の言葉です。
「ボクがアベノミクスのような、いわゆる「成長戦略」に反対なのは、成長や便利なだけを求めるには、成長や便利さだけを求めるには、日本はふさわしくない国と考えるからだ。
高齢少子化のトップを走る我が国は、成長してバブルを迎えるより、皆で仲良く、つつましく生きる国になるべき、というのが正解と信じている。
年齢や収入に準じて、生活のレベルをレベルダウンすることは、恥ずかしいことでも何でもない。皆堂々と実行すれば良いのだ。少なくてもボクはそうしている。」と。
私なんどは、巨泉さんに言われるまでもなく5年前から実践しています。父が脳血管障害で倒れたので、病院への見舞いや通院、その後のリハビリを前提に生活先般を見直しました。3年前に下の子供が大学を卒業し社会人になったので、生命保険も解約しました。
家にお酒を極力在庫しないようにし、夜9時以降は飲食を控え,早寝早起きの生活習慣を確立しました。300M四方の町内での自主防災会活動と、休日の夜須でのヨットの活動とNPOでの活動以外の市民活動はできなくなりましたので辞めました。
生活習慣を変えますと社会観や世界観も変わります。同居している超高齢者となった両親(父93歳・母87歳)に寄り添いながら、市井の1市民として「南海トラづ巨大地震から下知地区で生きのびるために」全力を尽くして仕事し、地域活動をしている毎日です。
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