日本国憲法は「悪い憲法」ではありません
なにやら自民党や維新の会とかいう政党が「日本国憲法を改正しないと日本は国際社会から立ち遅れる。」とかで「憲法改正するぞ!」と息巻いています。特に維新の会では憲法を「破棄する」とまで主張しています。なんだかおかしな世の中になりました。
そんなに日本国憲法が日本人にとって屈辱的なんでしょうか?私も含め多くの国民各位はちっともそうとは感じていないと思います。ただ声高に「変えないと時代遅れである」と扇動されますと「そんなもんだろうか」と思い、よく考えることもなく「変えてもいい」とか言う反応を示したりします。各種世論調査の結果もおおむねそれが現実でしょう。
1945年の無残な敗戦後、1度も日本は海外で戦闘行為をしませんでした。68年間戦争をしなかった経済大国は世界に誇っても良いと思います。
ただ敗戦後占領政策が7年で終結しても日本各地に米軍基地があり、1%の国土面積の沖縄に未だに74%の米軍基地が置かれている事態は異常です。しかも「日米地位協定」という一種の「不平等条約」が、日本の国内法の上にあり、米軍基地外で米兵が犯罪行為を行っても基地内へ逃げ込めば、日本の警察は手も足も出ない事態に未だになっています。
日本国憲法の改正よりも先に、「日米地域協定」の改正が先です。そして沖縄の米軍基地の縮小・整理が先です。それから日本国をどう防衛していくのかという国民的な議論をし、自衛隊の拡充・強化を行いつつ、憲法の改正議論をすべきです。
自国の領土・領海は自国の軍隊で防衛することは当然であり、そのことは日本国憲法の理念になんら抵触するものではありません。
日本国憲法の公布式典。皇族方も出席され盛大に祝賀したようです。
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