憲法改正より日米地位協定の改正が先だろうに
高支持率を良いことに安部晋三首相は「憲法改正こそが日本の悲願。参議院選挙で圧勝し、憲法改正の発議を行う。」と調子に乗っています。はたしてそれでいいのでしょうか?
日本国憲法を占領軍の押し付け憲法と言うのが、改憲派の人たちのご意見。では米軍基地周辺の住民が米軍兵士の犯罪に巻き込まれ、蹂躙されても日本の警察や司法当局は、犯罪者が米軍基地へ逃げ込めば手も足も出ない情況を屈辱と考えないのでしょうか?
2004年の8月13日でしたか、沖縄普天間基地の米軍ヘリが基地に隣接する沖縄国際大学へ墜落炎上した事件がありました。幸い夏休み中で学生や職員は不在でしたが、校舎は炎上し焼き落ちました。
米軍はただちに墜落現場を閉鎖し、日本の消防や警察の現場検証をさせませんでした。日本政府は抗議すらしませんでした。全く酷い不平等な状態です。
米軍兵士が犯罪を起こしたら、日本国内の法律を適用し、処罰し、裁判にかけることは当たり前の主権国家のやることでしょうに。
現実は日米地位協定が、日本国憲法よりも上位にあるのです。全くおかしな事実です。
対等な日米関係を言うのであれば、安倍内閣はまっさきに日米地位協定の改正をすべきです。それをせずに日本国憲法を改正するなど笑止千万です。
今でも沖縄の米軍基地の負担率は75%です。面積は日本国土の1%の地域です。
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