武内則男さんと高野光二郎さんの政策ビラを比較検討しました。
参議院議員選挙立候補予定者で、現職の武内則男さんと、高野光二郎さんの政策ビラを比較検討しています。
まず武内則男(民主党・現職)さんの政策ビラです。国政の重要課題についての立場は明かウです。「TPPへの参加は断固反対」「2030年代に原発稼働をゼロに」「憲法3原則の堅持。96条の先行改正には反対」と明記されています。
武内則男さんは、国会でも南海地震対策などの政策提言を行ってきたように他政党関係者にも聞いています。そのあたりの記述が政策ビラには表記されていません。6年間の国会で、何を主張し、何をされてきたのかは有権者がもっとも知りたいところです。
国政業務への打ち込みで、国政報告会などをあまり開催されてこなかったようにもお、もいます。また6年前と異なり、昨年年末総選挙で大敗した民主党への逆風もありますね。政党よりも武内則男さんのPRがもっと必要であると思いました。
武内則男さんのホームページ(http://takeuchi-norio.com/front/bin/home.phtml)には、国会での質疑の様子や、各団体との協議や、検討会の詳細が記述されています。活動の概要報告の絶対量が少ないのではないかと思いました。
高野光二郎さんの政策ビラです。「決してあきらめない これからだ」とあり、3年前の敗戦を糧に「こんどこそ!」の意気込みが溢れています。憲法改正、原子力発電の問題、TPPの問題については、この政策ビラには表記されていません。
高野光二郎さんのホームページ(http://www.kohjiro.jp/)を眺めますと、そのなかに「わたしは段階的に原発を廃止するべきという立場です」と書かれていました。この高野さんの政策は、安倍内閣の「原発再稼働(伊方など)」と原発輸出と矛盾しないのでしょうか?
また高野さんの決意表明は理解できますが、「TPP問題」に対する態度は明確ではありません。憲法改正の立場のようです。「平和を主に世界に貢献するために、米GHQの要素に大きく影響された現憲法を改めて見直すべき時に来ていると思います。改憲の議論を国民とともに推進し、他国からの不当な圧力には屈しません」とあります。]
高野光二郎さんのホームページまで検索して初めて国政レベルの政策への立場が判明しました。ちゃんと有権者に配布される政策ビラなどにもはっきりと記述すべきです。県会議員や県知事選挙ではないのですから、国政の課題についての態度の明確化と主張を表現すべきであると思いました。
2013年参議院選挙の有力候補者2人の政策ビラとホームページを比較検討してみました。実際のお2人の姿は、7月2日(火曜日)の18時半から、高知青年会議所主催の「参議院議員選挙立候補予定者公開討論会」で確認してみたいと思います。
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