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2013.10.08

久々の野良犬メディアは良い記事です。

 本気なら小泉純一郎氏は冴えていますね。

 WEB上や新聞紙上でもたびたび取り上げられた小泉純一郎氏の「脱原発論」。フェイスブックでも多くの人たちが取り上げられていました。このたび今週発売の週刊現代10月16日号にも記事が掲載されていました。
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「脱原発せよ 小泉潤一郎弟子の安倍晋三を叱る」。記事はWEBや新聞で報道されたものと同じもの。詳細は週刊現代を購入して確認いただきたい。見出しだけを追いましても「やればできるはず!」「コントロールなどできない」「決めるのはお前だ!」とある。

 60分の講演会に2500人も集まっていたと言います。小泉氏がそう思うようになったのは、NHKのドキュメンタリー番組「10万年後の未来」を見てからだとの事。そして今年8月に実際に現地のフィンランドへ視察し確信したとのこと。

 今こそ「脱原発だと」。日本は今まで「ピンチをチャンスに変えてきた国だ」「だからこそできる」と小泉氏は言っています。関東大震災や、敗戦、石油危機も乗り越えてきた。

 「原発をゼロにする」という方針を政府・自民党が打ち出せば、循環型社会を創る夢に向かって国民は結束できるんです。そうすれば世界が日本を手本にする。
 
 ピンチをチャンスに変える方針を決めるのが、政治の仕事なんです!」(P170)

 なかなかの説得力ではないですか。

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また「認知症は国民病 不当判決は暗黒時代の証だ」の記事も身につまされます。

 週刊現代10月19日号の記事(P50)は他人事とは思えません。

「認知症の親が徘徊→線路に入って列車事故 家族に720万円の損害賠償命令」「裁判所よ、認知症の老人は ベットに縛り付けておけというのか」

 うちも軽い認知症の母親と同居していますので、他人事とは思えません。JR東海に訴えられたこの家族は、奥さんも要介護度1。うちの両親と同じです。長男の奥さんが介護をされていて、ちょっと目を離したすきに線路へ入り込みはねられたとこと。

 JR東海は大量の人を定時で運行する責任を負っており、運行が妨害されたら皆が迷惑する。だから提訴し手との論理。しかも裁判で不当判決が出て勝訴してしまいました。

 「高齢化社会の現実」「家族の介護の過酷さ」を鞭打つ非常識な提訴であり、判決でした。

 記事はこのままなら昔のような暗黒時代になるだろうと警鐘を鳴らしています。つまりは認知症の親を在宅で見るのではなく施設で「しばりつけて」置くことになるのではないか。「認知症の介護などしないほうが得」「リスクはとらないほうがいい」という安易な風潮を増大させる不当判決です。

 地域の力で認知症の高齢者を見守ろうという流れもあるなかでの、酷い判決にははらがたってしかたがないです。

 37年前に認知症になっていた祖母はベットに縛り付けられていました。あの時代にもどることを促進する判決でした。裁判官の社会性がない証拠ですね。

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