土佐史談「土佐の災害特集号」を読んで
2013年は日本列島全体も災害が多発しました。集中豪雨は今まで被害が少なかった京都や滋賀県、山口県や島根県でも大雨被害が多発しました。また台風に伴う突風(竜巻)が関東地方を襲い、多くの被害をだしました。
土佐史談「土佐の災害特集号」(2003年12月刊)を島本茂男sんからいただきました。読みました。高知県は災害多発県ですね。
私が休日にヨットをしに行っている香南市夜須町は、南海地震の度に津波に襲われています。先人が夜須町坪井の観音山の上に碑があるそうです。
「坪井海岸近くに標高20メートルばかりの小山がある。頂上に観音堂があり、その傍らに全高2メートルの石碑が立つ。文頭に「奉納延命十句観音経1百万辺也為万民安全長久」と刻し、続いて安政地震が記されている。
「11月4日には早朝より地震(前日に発生の東海地震)と1日に78度の大潮があり、不思議がっていると翌日は晴天に夏の暑さ、夕方には天地も崩れる、大地震あり。日入り頃1番浪が西町より東へ打ち流れたのに驚き、一同観音山へ食べ物衣類を提げて逃げ登り数百人が助かった。」
「宝物家に残す共、再び我が家に帰るべからず、必ず是肝要なり」と結んでいる。
1度だけ現地へ行ったことがありました。急な階段の連続で、懸命に住民の人たちが駆け上がった思います。
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