認知症は国民病 不当判決は暗黒時代の証だ!
週刊現代10月19日号の記事(P50)は他人事とは思えません。
「認知症の親が徘徊→線路に入って列車事故 家族に720万円の損害賠償命令」「裁判所よ、認知症の老人は ベットに縛り付けておけというのか」
うちも軽い認知症の母親と同居していますので、他人事とは思えません。JR東海に訴えられたこの家族は、奥さんも要介護度1。うちの両親と同じです。長男の奥さんが介護をされていて、ちょっと目を離したすきに線路へ入り込みはねられたとこと。
JR東海は大量の人を定時で運行する責任を負っており、運行が妨害されたら皆が迷惑する。だから提訴し手との論理。しかも裁判で不当判決が出て勝訴してしまいました。
「高齢化社会の現実」「家族の介護の過酷さ」を鞭打つ非常識な提訴であり、判決でした。
記事はこのままなら昔のような暗黒時代になるだろうと警鐘を鳴らしています。つまりは認知症の親を在宅で見るのではなく施設で「しばりつけて」置くことになるのではないか。「認知症の介護などしないほうが得」「リスクはとらないほうがいい」という安易な風潮を増大させる不当判決です。
地域の力で認知症の高齢者を見守ろうという流れもあるなかでの、酷い判決にははらがたってしかたがないです。
37年前に認知症になっていた祖母はベットに縛り付けられていました。あの時代にもどることを促進する判決でした。裁判官の社会性がない証拠ですね。
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