一次救命処置の講習を受講しました。
10月5日は日本赤十字社高知県支部主催の「一次救命処置(心肺蘇生・AEDを用いた除細動の手順)」の講習会へ行きました。高知市安心センターにて午前9時から午後1時までのみっちり4時間の講習でした。
座学ではテキストを使い、傷病者の観察を冷静に行うこと。周りの人たちに協力を求め、すみやかに119
番通報の依頼、AEDの運搬の依頼を頼むこと。何より大事なのは,救急隊員が到着するまでの間の救命手当て(市民が行う一次救命処置)が大事であるとのことでした。
今回の基礎講習会では「心肺蘇生(胸部圧迫、気道確保、人工呼吸)」「AEDを用いた除細動」「気道異物の除去」でした。
自分自身の安全確保が基本。2次被害を防ぐことが大原則。あくまで医師や救急隊員が来るまでの応急手当にすぎないということです。
大事なのは胸部圧迫。手拳基部を重ね、自分の体重をかけ1分間に100回押すこと。1セット30回。気道を確保して人工呼吸2回。胸部圧迫30回、人工呼吸2回の繰り返し。救急車や医師が来るまで繰り返し行うことが大事です。
という説明があり、会場の机を動かし、床にブルーシートを敷き詰め、人形を使用し、参加者各位が2人1組になり、実務の救命法を習いました。大声を出し、指さし確認しながら行いました。
「人が倒れています」→「周囲の観察・様子は危険なし!」→「全身の状態・大出血なし」→「意識を確認。もしもし大丈夫ですかと声をかける。意識の有無の確認」→「呼吸の確認」→「協力者を求める」→「あなたは119番通報してください」「あなたはAEDを持ってきてください」→「胸部圧迫30回します」→「気道確保。人工呼吸2回します」その繰り返し。
AEDが到着したら電源を入れるが、心肺蘇生はやめてはいけない。AEDの音声案内に従い、衣服を脱がせ、パットを右胸鎖骨したと左側は脇の下に貼る。貼り付け薬剤があれば除去する。心臓ペースメーカーの真上は避ける。
心停止から5分以内にAEDで除細動すれば救命率は高いようです。実際に119番通報をしても救急車が来るまでに15分以上かかる場合がありますね。それまでは市民各位が胸部圧迫を繰り返し行い、人工呼吸をセットで繰り返し行うことが大事ですね。
実務をしましたが、真剣にしますと大汗が出ました。「防災士」の資格取得には必須の講習会でしたが、大変勉強になりました。今後は迷わずにAED(Automated ExternalDefibrillator)が使えるようになりました。
| 固定リンク
コメント