いちえふが描く福島第1原子力発電所の現実
コミックモーニング(44号・10月17号)は、なかなかシビアな漫画が掲載されています。P317に福島第1原発作業員だった作者・滝田一人氏が描いた漫画でのレポートです。
これは皆さん読んでみてください。購入してください。コンビニで立ち読みするだけではなかなか作者の「体験」に追いつかないですね。
入場の様子、装備の装着の様子、休憩所の様子、作業の様子や、破壊された原発施設の様子が淡々と描かれています。
写真を撮ったわけではないでしょうから、作者が心のなかにしっかり作業の様子を記憶して、正確に思い出して絵に描いたものですね。物凄くリアルに描かれていますから。
第34回MANGAPOEN大賞受賞作です。作者のコメントがあります。
「センセーショナルに取り上げらがちなあの場所ですが、実際の現場の空気感みたいなものを伝えればと、こんな作品を描きました。
収束作業はまだまだこれからですが、現場は必ずやり遂げる覚悟で臨んでいます。読書の皆様には扇情的な報道に踊らされることなく、冷静に見守っていただけるように願っております。」(作者・滝田一人(48歳)」
| 固定リンク
コメント