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2013.12.08

良い業者 悪い業者の見分け方

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 2013年12月6日は「良い業者 悪い業者の見分け方」と言うテーマで、西田政雄さん(防災寺小屋主宰)の防災講習会(中宝永町自主防災会主催)へ参加していました。
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 まず西田さんは「建物の耐用年数は鉄骨・鉄筋が47年、木造は20年と言われていますが、木造住宅でもきちんとメンテナンスをすれば数百年は持ちます。」と言われました。
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 西田さんは欠陥住宅相談を昔してことがあったそうです。事例をいくつか挙げていただきました。
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「家屋の接合具に金具が使用されていない。ボルト止めきちんとされていない。天井裏や床下工事など「見えない」箇所は適当にやっている業者もおりますねと。

「工事を依頼する(それも結構高額の)場合は、依頼する消費者の責任もありますね。自分で勉強したり、信頼できる建築知識のある専門家に相談したりして努力しないと駄目ですね。CMしているからとか、営業マンの態度が良いとかだけで業者を安易に信頼してはいけない営業の人は口で仕事しますから。」と西田政雄さんは言います。
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「また来年4月から消費税が3%値上げされます。2000万の家なら60万円の値上げとなります。今駆け込み需要が多く、全国的に大工さんが不足しています。全国各地の知人から高知の大工はいないかとの問い合わせがありますが、全国どこでも忙しいのです。」
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「大工が不足すれば仕事が粗くなるのは当たり前。荒い仕事は不備が多い。不備が多ければ問題も発生しやすいのです。来年の夏を過ぎれば建築需要は一段落します。一斉に仕事がなくなります。その時期に仕事を依頼すれば丁寧な施工をしてくれます。値段も安くしてくれる可能性もあります。あわてる必要はありません。」

 「請け負う建築会社まで足を運んで実態を見ることも時には必要です。」

 「住宅耐震化診断や工事も同じです。安さを強調する業者を安易に信用しないほうがいいです。自社に職人がおらず丸投げしている耐震補強工事をたくさんてがけてをいる施工会社もあるからです。きちんとした耐震工事がされるか疑問です。」
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「大阪府堺市の建築安全課は厳しい自治体で有名です。それは設計図書どうりの工事がされているかどうか、職員が現場を何回も訪問し調査するそうです。順調な工事では8回程度、難しい工事であれば数10回も現場へ足を運ぶそうです。」

「税金を耐震補強工事につぎ込むのです当然といえば当然。しかし高知県の場合は多くは中間検査時に1回現場へ見に来る程度とか。堺市とはえらい違いですね。」

 「耐震診断は、自分で直接自治体の担当部署へ依頼してください。耐震設計も自分で直接依頼してください。施工の見積もりは複数の業者からとってください。

 建物に詳しいセコンドをつけてください。施工業者の評判も調べてください」と西田さんは言われました。

 なかなか含蓄深い防災講習会でした。

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