井上陽水 氷の世界 伝説のアルバム誕生40年 を見ました。
NHKBS1の放送でしたが、家内と2人で見ていました。
アルバムが誕生した1973年と言えば、わたしが高校4年を卒業して、田舎から関東へ出てきて学生生活を始めた頃でした。2度目の高校3年生も卒業が危うく、大学には合大学には合格したものの心配でした。結局3月1日の卒業式へ出て、それから下宿探しをしたので、ろくな下宿先は残っていませんでした。
小田急線生田駅から徒歩で20分。大学へも徒歩で20分かかる場所でした。
1973年と言う年は、日本の高度成長が石油危機で終わった年。物価が急激に上がりました。170円で春先に食べれた定食が、秋には250円になっていましたから。
当時早稲田へ行っていた同級生が「井上陽水の傘がないが凄い曲だ。」とか言っていましたね。わたしは音楽的な素養のないですから、良し悪しはわかりませんでした。ユニークな曲ではありました。ラジオで良く陽水の曲は聞いていました。
翌年余りの不便さに嫌気がさし、世田谷区の経堂というところへ転居しました。その前後にステレオがほしくなり、クラスメートの人と、机と中古ステレオを物々交換しました。その折に井上陽水の「氷の世界」を購入しました。
当時は南こうせつや吉田拓郎などもいましたが、なぜか井上陽水ばかり聞いていたようです。
番組で40年前の曲作りのスタッフが揃い、当時の制作のやりとりをしていましたが、なかなか当時からレベルの高かったんですね。ロンドンで収録していたのも初めて知りました。
インタビューとして宗教学者中沢新一や伊集院静、なかにし礼なども出ていました。みうらじゅんやリリー・フランキーなど濃いメンバーでのトークは面白かったです。
コアなマニアのファン以外も「氷の世界」を当時購入していたとか。わたしもその1人でした。家内とも当時から交際していましたが、音楽的趣味は全く合いませんでしたが、「氷の世界」のおかげで対話が出来ました。
「帰れない二人」が、忌野清志郎との共作であったことも初めて知りました。名曲でした。「小春おばさん」とかユニークで不気味な曲もありました。「心もよう」という曲は物凄い曲であると思いました。
高知でやっていた井上陽水のコンサートも家内と鑑賞に行きました。去年の6月7日のことでした。わたしらずれの年寄りの姿が観客席には目立ちました。
http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-af42.html
昨日の番組でもコンサートでも感じましたが、のびやかなハイトーンの澄んだ声が出なくなったのでしょうか?そのあたりが少し寂しい感じでした。
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