下知地域で生きのびる決意
高知市中心街のはりまや橋から東へ1キロ。国道56号線と32号線が交差する高知市下知地域は、戦後市街化され発展してきました。バブル期においては坪120万円を記録した時代もありました。
今や南海トラフ巨大地震の脅威が言われ出して以来、特に2011年3月11日の東日本大震災以降は、高知市下知地域の土地売買の実績は皆無です。実質0円です。でも固定資産税は路線価に準じて課税されています。
「生きのびる」という意味は
1)自分の命が助かること
2)家族の命が助かること
3)地域のつながりを保ち皆が助かること
4)生活の基盤(仕事)を確保すること。BCBなど。
自然地形の高台が皆無な高知市下知地域。地盤が低く、海に近い。最寄りの鉄筋のビルに駆け上がるしか浸水や津波から逃れるすべはない厳しい地域です。
最近ようやく市役所が津波避難ビルの確保に力を入れ出しましたが、公共施設である市営住宅や学校などの市の指定する津波避難ビルの熱源は驚くことに、オール電化や都市ガスです。
地域全体が地震で水没し、津波避難ビルにかけあがっても、暖かいものを炊き出しすることができません。大きな地震は冬に起きています。
今回会合が開催されます下知コミュ二ティ・センターは屋上に、LPガス災害用ユニットが常設されています。開館前に地元自主防災会が要望、LPガス協会さんの支援も得て取り付けることができました。
9月1日の避難訓練と11月24日の防災炊き出し訓練ではその熱源としての威力を発揮しました。
個人的ですが、私も昨年自宅の熱源を都市ガスからLPガスに変更しました。小さな南海地震対策です。
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