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2014.01.15

老人は荒野を目指せ

 元東洋町長であった沢山保太郎さん。今は69歳。今年は古希の70歳です。「老いても」意気盛んな人物です。個人ブログに以下のような記述をされていました。

 韓国では伊藤博文を暗殺した安重根が有名ですが、沢山さんはカン・ウギュの行動を評価すべきではないかと言っています。当時何と64歳で爆弾を投げつけ、逮捕され処刑された人らしい。


「考えてみれば過激な行動はむしろ高齢者に最も適している。
若い者が闘争で早く死んだり、長く牢獄につながれたりすることは大変なロスであり負担であろう。残りの命が少ない年寄りが闘争で処刑されてもさほどのことはない。

私も30歳代の半ばに、狭山闘争の浦和地裁襲撃事件で2年の懲役を打たれ実質1年8ヶ月刑務所にいた。妻とは別離していたが家に老母と幼少の息子を置いて下獄した。

短い期間であったが老母と息子のことを思うと一日千秋の思いで懲役に服し時に涙を流して耐えた。若いころの牢獄はシャバに保護すべき係累が多く精神的に大変だ。」

「高齢であれば、今はむしろ牢獄は安息の場にもなり得る。飯は保証さているし本も読めるし規則正しい生活がある。たとえ処刑されても十分生きたのであるから悔恨は少ない。
むしろ、カン・ウギュのように高齢者こそが若者にできない勇敢な行動を起こす立場にあるのではないか。若者は先が長く恋人もおり、養うべき親や子供がいる。親より先に死んではなるまい。慎重な行動が求められる。」

「年寄りは、その時が来たら武器を持って立ち上がっても何も問題はない。
若い者のことを嘆くのではなく、困難な仕事を高齢者が進んで担当すべきではないか。
今、我々は、カン・ウギュに倣って、日本で戦闘的で命知らずの老人同盟を結成すべきではないか。高齢者が闘いの前列に進みこの暗黒の時代を切り開くべきであろう。

手に手りゅう弾をさげて敵陣に突撃するカン・ウギュの英姿を思い浮かべてみよ。 」(沢山保太郎さんのブログから引用)

 http://sawayama.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-b4f6.html

 そういえば村上春樹も文芸春秋に「オールド・テロリスト」と言う小説を連載していますね。五木寛之さんも「老人は荒野を目指す」ということを言われていました。

 「暴走老人」「老人革命戦士」の時代が到来したのかも知れませんね。

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