東京の皆様は原発0候補を都知事にしてください。
沖縄県名護市長選挙は、予想どうり辺野古への基地移設反対を表明しておる現職の稲峰市長が圧勝しました。ジュゴンが生息する人々に癒しを与える美しい海を埋め立て、人殺しの軍事基地をこしらえることに名護市民はNO!を表明しました。
500億円程度の「はした金」で魂を売らなかった名護市民を日本人として誇りに思います。ただ気を付けなければいけないのは、「国家安全のための基地建設を阻む地域エゴ」と民意を矮小化する発言や動きです。全体主義的な言動を繰り返す安倍政権は要注意です。
次は東京都知事選挙です
7年前の2007年4月に高知県東洋町で町長選挙がありました。東洋町に高レベル放射性廃棄物最終処分場をこしらえるか否かの大事な町長選挙でした。当時反対派候補者として「命がけで」奮闘した沢山保太郎さんは、当時を振り返り、今の東京都知事選挙について、ご自身のブログでこう書いておられます。
「反原発のうねりをこの選挙で爆発的に発現させること、その爆発を全国に波及させることが大事な点だ。今になって、知事選はワン・イッシュウではだめだとか、元首相らは過去にいろいろ悪い事をしている、とかいって、この選挙をあいまいな普通の選挙にトーンダウンさせる「革新」派が動きをやめないが、どんな奴でも構わない、原発をとめる運動に参加する限り同志として歓迎すべきなのだ。
原発を止めることは、党派を超え、利害を超え、世代を超え、みんなが団結しなければならない死活問題である。原発を止めてから党派闘争でも何でもやればよい。
命あってのものだねであって、ものだねの争いを優先してはならない。」(東洋町町民日誌・「権力の分解」沢山保太郎 1月19日)
http://sawayama.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-f5e4.html
とにかく東京都知事選挙では、「原発0候補」が勝利することが第1です。あれこれ悪口を言わず、細川でも宇都宮でもいいから、反原発候補が勝利することだけを考えるべきです。
2007年と言えば、第1次安倍内閣の時代です。東洋町は人口2000人の小さな町。町の予算規模が20億円程度の小さな町。核廃棄物推進の当時の現職町長は「高レベル放射性廃棄物最終処分場を立地すれば、とりあえず20億円の交付金が来ます。それで医療費、介護費、教育費、保育料、光熱費用はすべて無料となります。」とかチラシを配布していました。
しかし当時の東洋町の皆様は「お金より、いつまでも深呼吸の出来る東洋町を子々孫々にまで残すことが大事です。」という賢明な判断をされ、反対派の候補者である沢山保太郎さんに70%の有権者が投票しました。
国は高レベル放射性廃棄物最終処分場の立地を正式に諦めました。
今回小泉純一郎氏が、フィンランドの地中処分場を実際に見学して「原発0による日本再生」に豹変したのは、高レベル放射性廃棄物最終処分場が国内立地が不可能であることを東洋町の住民の皆様が圧倒的な支援で反対派候補者の沢山保太郎さんを当選させたからです。
映画「10万年後の安全」 http://www.uplink.co.jp/100000/
それ以後地方自治体が「手を上げて」高レベル放射性廃棄物最終処分場を国内立地することは事実上不可能になりました。人口2000人の小さな高知県東洋町の功績はとてつもなく大きいのです。
http://www.nc-21.co.jp/dokodemo/bbs3/sawayama/toyo-senkyo.html(東洋町長選挙レポート・2007年4月)
福井でも、六ヶ所村でも選挙で、原発推進派候補が勝利したので、日本政府は粛々と原子力発電所を建設し、稼働し続け、全くうまく行かない核燃料再処理施設も巨額の税金を投与してきました。
東京で「原発0候補者」が勝利することこそ、新しい日本の夜明けになります。世界に対して、日本は環境と共存した文明社会を建設することができるのですから。
石原だとか、猪瀬だとか「ろくでもない知事」を選んで来られた東京都民の皆様。福島で原発災害で未だに(まもなく3年)罹災され苦しんでおられる人たちが20万人おられることを忘れないでください。
東京五輪は何より東北の罹災された皆様への励ましで開催されないといけないのです。それを忘れ「東京だけが繁栄する」人でなしの知事を選ばないようにお願いします。
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