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2014.02.09

被災地視察から学ぶ南海トラフ地震への教訓

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 「3・11」以降10回も東北や関東の罹災地を視察された坂本茂雄さん(下知減災連絡会事務局長・県議会議員です。県議会の「南海地震対策特別委員会」での視察が3回、総務委員会の視察が1回。後の6度は東京での出張の折に東北や関東へ足を延ばして元津視察と交流をされておられました。
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 その「貴重なる視察体験を地元地域住民に傾聴させていただきたい。」とのお願いを昨年末にしておりました。2014年2月7日(金曜)に実現いたしました。冷たい雨の降る中、熱心な市民が20人駆けつけ坂本さんの話を熱心に傾聴しました。
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 印象に残る言葉を講演のなかで言われました。

「指定避難所を過信しない。より高い場所へ。二次避難が出来る場所へ避難することが大事です。とは言え下知地域は自然の高台(山)がありません。より高い建物へ避難するしかありません。」

「東北の罹災地で問題になったのは何故人々は逃げなかったのか?それは正常性バイアスが働いて結果的に逃げ遅れてしまいました。人間の本性として危険を感じない心の仕組みがあります。

 もしかしたら危険であると常に想うことが大事です。」

「役場の職員の皆さんがたも。自分だけが逃げるわけにはいかないという意識が働いたようです。なかなか当時は自分だけ逃げるとは考え行動できなかったとのことでした。」

「南三陸町で津波に流された人の体験談として、ライフジャケットを着用しておれば助かっていたと思われる人も大勢いたと聞きました。」

「津波火災の原因の1つに自動車のバッテリーが塩水に浸かって出火することがありました。」

「千葉市磯部地区を視察した時には、磯部中学へ地域の諸団体(町内会・社協・民協・青少協など)が地域コミュニティをこしらえていて日頃のつながりや、対役所の窓口をこしらえていました。それで復旧活動も円滑に機能したとのことでした。」

「災害時拠点病院の問題も重要です。石巻市では石巻赤十字病院しか機能しませんでした。高知を振り返りますと、近森病院と日赤病院は浸水地区にあり、高知医療センターは高台で浸水はしないがアクセス道路が水没している可能性があります。」

「高知からもDMAT(災害医療スタッフ)が駆けつけましたが、ほとんど用事はなくむしろ薬剤師が足りませんでした。避難する場合は自分の薬手帳が必要です。」

「岩手県遠野市は早くから後方拠点支援基地として支援する側のあり方を研究し、設備も体制もこしらえていました。それが今回の震災で大いに機能を発揮しました。高知でも必要でしょう。」

「受援力と言われます。なんの支援が必要なのかを日頃から行政側も地域も洗い出し、点検することが大事。駆けつけた行政やボランティアに適切に支援してもらうことも大事です。内閣府も強調しています。」

「福島県の罹災地は原子力災害があるので、復興は遅々として進んではいません。飯館村では昨年8月で宅地で4%、農地で2%、森林で3%、道路で0・6%の除染の実施率。最長3年の延長が必要であるとか。脱原発しないと福島は復興できません。」

 来年5月以降に、東北現地視察・交流ツアーを下知減災連絡会で実施したいものです。その場合は坂本茂雄さんにコーディネーターをおねがいしてみたいと思います。東北の教訓を下知に生かすことになるし、なにより現地へ行くことが東北の支援になるからです。

 高知県庁住宅課との協議のためもあり曳家職人の岡本直也さんも戻られ、ご参加してくれました。

 貴重な視察体験を傾聴させていただきました。坂本茂雄さんの作成されたレジュメもご紹介します。大変良くまとめられていますので。
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