宮尾登美子ゆかりの地を訪ねるに参加しました
下知市民図書館主催の「文学散歩 宮尾登美子ゆかりの地を訪ねる(下知地区)がありました。わたじの自宅と会社のすぐ近くなので、参加しました。解説は高知県立文学館学芸員の津田加須子さんです。
午前9時半に高知県立文学館に集合。こちらで展示されている「宮尾登美子 クレオパトラ展」の解説をしていただきました。
文学館を出て徒歩で高知城沿いを歩き高知城前から土佐電鉄の路面電車で知寄町2丁目へ移動。電停を降りて徒歩で、若松町の岸壁へ行きました。道路は「海岸通り」と言います。
今は空き地だらけですが、その昔は海運業者の荷揚げ場でした。
「得月楼本店は現在の依光かまぼこ駐車場付近にありました。その昔は船でやってくるお客も多かったそうです。」
土佐稲荷神社へ行きました。こちらも鬼頭良之助という侠客(鬼龍院花子の生涯の登場人物)が大金を寄進されたので石碑に刻まれています。」とのことでした。
二葉町はその昔、このあたりは緑町と呼ばれていました。現在駐車場になっている場所に宮尾登美子一家の生家がありました。17年間住んでいたそうです。
説明では父親は、得月楼に芸子を派遣する置屋をしていました。子供の頃より得月楼へ出入りをしていたようです。
父親が克明に毎日詳細に日誌をつけていたようです。その日誌から得月楼の内部や芸子の生活、置屋の生活などが宮尾作品のベースとなっているようです。
下知コミュニティ・センターでお茶菓子をたしなみながら、澤本恵子さんの宮尾作品の2品の朗読を聞きました。
自宅のすぐ近くのかつての生活(今は全く宮尾作品で表現される風情も風景もありません)が、ご近所の歴史や文学散歩も悪くはありません。
20人の参加者でしたが、18人が女性。男は2人だけでした。図書館で宮尾登美子氏の作品を借りて来ました。読んでみたいと思います。
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