ソーシャルメディアはビジネスに活用できるのか?
藤村正宏氏のメールマガジンからの引用です。引用自由ということなので、掲載させていただいています。
確かに「以下の文章」を読むと、いかに自分は「情報化時代」の流れにとりのこされているかわかります。これがすべて正しいとは思いませんが、時代は間違いなく変化しています。
未だにSNSをビジネスで活用することの方策(意義はなんとなくわかりますが)苦戦しているところです。
ソーシャルメディアのビジネス活用について
ソーシャルメディアは、あなたのビジネスに、とっても影響があるってことを書きます。
世の中が激変しています。
本当に進化しなければ、淘汰される時代なんだと思った。
その大きな潮流はなんといっても「ソーシャルメディア」です。
先週末、甥(弟の長男)と食事をしながらいろいろと話していました。
甥は今年中学を卒業して、都内の有名私立高校に4月から入学します。
15歳です。
彼と話していて、世の中の普通の15歳の生活が見えて、面白かった~。
音楽を聴くのも、もちろんスマホ。
無料でたくさんの音楽を聴いている。
YouTubeの音楽を自分のスマホにたくさん登録していて、楽しんでいる。
普通にどんどんスマホで検索する。
わからないことは、誰にきくわけでもなく、スマホ検索。
LINEやTwitterは普通に使っている。
いつも友人とはLINEで連絡をとっていて、LINE上の70以上のグループに登録している。
グループだから、親に見られることは絶対にない。
そして、一番驚いたことは、Twitterで流れてきた情報で、4月から入学する高校の新入生のグループがLINEで、できているってこと。
ある日、友人からの情報で、Twitterで4月からの新入生のグループがあるという情報を得て、そのハッシュタグで探し、そこに参加。
さらに、LINEのグループに入り、自己紹介とかをして、コミュニケーションしている。
まだ入学していない学校の、今度一緒に入学する人たちと仲間になっている。
まだ、会ったこともない人ですよ。
すごいですよね。
会った時にはもうかなり交流が進んだ状態なわけです。
関係性はもうできている。
そういうことを普通にやっているわけですよ。
多くの若者は。
ボクの甥は小学4年のころからiPhoneを使っています。
というか、ガラケーを使ったことがない。
もうそういう時代だった。
彼らが大人になったとき。
たとえば、高校、大学を過ごした7年後。
どういう世界になっているのだろう。
ソーシャルメディアやスマホを当たり前に使っている。
(スマホは、もうなくなっていて、ウェアラブルデバイスになっているかもしれませんが)
そんな消費者や、そういう部下を相手に仕事をしなければならないってことなんです。
だから、ソーシャルメディアは苦手とか、ソーシャルメディアは効果がない、なんて言って避けていると、ビジネスそのものから排除される人間になるかもしれません。
●未来に対応して淘汰されないように
最近ソーシャルメディアをテーマにした特別セミナーをやったり、ソーシャルメディア活用初級編の合宿をしたり、ソーシャルメディアのビジネスへの応用のしかたをアドバイスすることが多くなってきました。
さらに、ある有名出版社から「ソーシャルメディアマーケティング」の書籍の執筆依頼もきました。
ソーシャルメディアの相談で多いのは、「ソーシャルメディアやりたいけれど、どうやったらいいかがわからない」というもの。
経営者はやりたいけど、なかなか手を出せないという状況。
どんな企業にとっても、確実にソーシャルメディアの運用、対応はしなければならないことです。
でも、ソーシャルメディアマーケティングの正解は、まだ誰も知りません。
試行錯誤をしながら、正解を見つけていくしかないのです。
ただ確実なことは、世の中は変わるということ。
それも、産業革命以来の大きな変化になると思う。
会社経営やマーケティングも、昔の常識は終焉するということです。
アルビン・トフラーは1970年代に、「未来の衝撃」という本で、未来がものすごい速度でやってくるために、それに対応できないという予言をしています。
まさに、現代はそういう時代なわけです。
そしてそれに対応できないものは淘汰されていくのです。
早く到来する未来に対応しなければならないということです。
そのために、旧来の常識を捨てることです。
考え方を変えること。
ビジネスの形を変えること。
ソーシャルメディア時代のやり方に変えていくことが必要になってきたのです。
●消費者はソーシャルメディアでつながっている
ソーシャルメディアが登場して普及することにより、ボクたち生活者は多大な恩恵を受けることになりました。
たくさんの人やモノとつながりやすくなり、とっても便利な生活ができるようになった。
製品やアプリの使い方がわからなかったら、世界中の誰かが動画で教えてくれたり、面白いミステリーの本が読みたかったら、好みが似た人の情報を調べたり。
最新のニュースがTwitterで飛び込んできたり、本当に便利な世の中になりました。
一方そういう世界は企業の経営やマーケティングにも影響を与えています。
ソーシャルメディアマーケティング の見地から考えると、企業は「商売の本質」に戻らなければならなくなった、という意味です。
商売の本質というのは、お客さまの方を見るということです。
競合他社や、業界、マーケットシェアばかり見ていては、やっていけないということです。
当たり前のことなのですが、生活者の声に耳を傾け、いい商品やサービスを作り、購入したお客さまとの素晴らしい関係構築にエネルギーを注ぐことです。
ソーシャルメディア、特にSNSは人と人を緊密につなげることになりました。
このつながりの連鎖が、消費行動を変化させています。
当然、企業もそれに合わせなければ、誰にも見向きされない状況になってしまうということです。
そして、それが加速度を増して世の中の隅々にまで浸透しようとしている。
Facebook、Twitter、YouTube、LINEの普及の勢いには、すさまじいものがあります。
Facebookなんかは人類史上かつて存在しなかった、全世界的な規模で人々のつながりを支えるインフラになったと言えるでしょう。
これらソーシャルメディアの上で、ユーザーが近況をコメントしたり写真を共有したり、コミュニケーションしています。
人々に流れ込む情報共有量の伸びは、想像を絶するほどの量になった。
人ひとりが処理できる能力を超えるようになりました。
だから人は友人や家族などの「つながっている人」の情報に注目するようになるわけです。
ソーシャルメディアの浸透により、口コミの伝播が異常なほどにスピードを増しました。
そして、内容も濃くなってきたということです。
●クチコミがカンタンになった
マーケティングではクチコミが一番影響力が強いと言われています。
これまで、情報はマスメディアや大企業にコントロールされていました。
でもソーシャルメディアの普及により、普通の人の情報が大きな影響を与えるという社会になったのです。
もはやマスコミや企業にとって都合の良い情報だけが生活者の間で流通するわけではないのです。
マスコミや企業による一方的なコントロールは難しくなってきたということです。
もし、あなたが、「クチコミが一番影響力が強い」と思っているのだとしたら、ソーシャルメディアをやらないのは、おかしな話です。
以前に較べると、ソーシャルメディアはクチコミが格段と起きやすくなるから。
ソーシャルメディアのマーケティングにおける可能性は、今後ますます広がっていくでしょう。
FacebookやTwitter、Google+、YouTubeは、マーケティングに使いやすくなっています。
企業が使いやすくなかったら、広告収入が減るからです。
ソーシャルメディアは影響力がないと思っている企業もあるかもしれません。
でもね、これからソーシャルメディアを使わないという選択肢はなくなります。
マーケティングでもソーシャルメディアマーケティングを上手に実施した企業が、これから圧倒的になっていくでしょう。
昔にはもう戻れないのです。
過去の成功体験を守ろうとすると、変化することがつらくなります。
ソーシャルメディアの普及を、あなたの味方と捉えるか、それとも敵対するものと捉えるかで、
あなたのビジネスが大きく変わります。
新しいビジネスの環境を、正確に理解し把握すること。
そしてその環境に順応していくこと。
それが求められているのです。
今は苦しくても、未来に投資することです。
それが希望になるのです。
だって、結局のところ、マーケティングというのは、あなたのビジネスの未来を創出することなのですから。
---------------------------
ソーシャルメディア。やった方がいいのはわかっているんだけど、どうしたらいいの?
そういう声が聞こえてきそうです。
*正直未だにわからないですね。個人ではそこそこ利用していますが。
*会社の宣伝ばかりのFBページを読むのは「時間の無駄」で読みたくない。
*自社のことばかり書いている人もいますが、これまた読みたくない。面白くないからですね。
*FBページもありますが、きちんとしたページはそれなりにコストをかけています。どうもわたしの会社のスタンスでは上手くフェイスブックは活用できていません。現代の形体では活用できそうにもありません。
*時代が変わっていることはとてもわかりますが、かといって何をしていいのかわからないですね。
*FB関係の講演をしている講師やコンサルタントの人達にはFBは活用されているかもしれません。でも「上から目線」であれこれ言われたくないので、結局「受け付けないので」活用できません。
*FBもパーフェクトなメディアではないですね。私は年寄りなので、やはり「リアルな出会い」を大事にしたいですから。田舎ではそうです。あくまでFBは今のところ「補助手段です。」それ以上の効用は未だに見つけられません。
| 固定リンク
コメント