今週の野良犬メディアは面白い
合併号を出して連休休みをしていた週刊現代5月24日号を読みました。早速く仰々しい見出しがページぶち抜きで登場します。
「全国民必読 みんなダマされていた 健康診断&人間ドック「不都合な真実」
「新「健康基準値」を作った張本人を直撃 人間ドック学会理事長がついに告白」(P44)
「スクープ 高血圧なんて本当は気にしなくていい だったら降圧剤は必要ないのか」(P45)
わたじも最近運動不足とストレスで、長らく120~130台であった血圧が140を超えるようになり、医師から注意されています。「ご両親が高血圧症だから 仕方がないんでは」とも主治医に言われています。
世界各国の「健康診断基準値」もまちまちであり、総じて日本より甘目。なにが正しいのかわからなくなりますね。
「全国民が仰天したアホ判決 91歳の認知症夫が電車にはねられ、85歳の妻に賠償命令 実名と素顔を公開 この裁判官はおかしい」(P52)の記事は、全く持って腹立たしい。
私も他人事ではない。超高齢の両親(父94歳・母88歳)と同居していますから。現在要介護度1とは言え、老化とともに身体機能や認知機能は低下していくのでしょう。まして認知症は現在でも800万人いるとされ、年々増加傾向にあります。
見出しにあるように「どうやって防げというのか」は身につまされます。「長男の嫁が簡易トイレを片付けているほんの一瞬、B子さんがウトウトした隙にAさんは家を出てしまったのである。チャイムの音が大きくてAさんが怯えるため、センサーのスイッチは切られていた。」(P52)
長男は週末に両親宅に来て介護。さらに長男の奥様は単身介護のために転居し、老いた長男の母親と一緒に在宅介護されていたという。家族として懸命にやるべきことをやっておられました。一瞬の隙に抜け出した父親(91歳・7年間認知症で要介護4)でした。
あまりに非情なひとでなし判決です。
「いつでも権力に味方する」「原発訴訟でもトンデモ判決の前科があった!」「考えないのが出世の近道」「責任は一切問われない」というのがエリート裁判官らしい。
記事は「認知症の夫を抱えた85歳の妻の苦労はいかばかりか。普通の想像力があれば、今回のような判決はありえない。
その普通の感覚を持ち合わせていないのが、裁判官と言うエリートたちなのである。」
全く酷い話であると思いました。
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