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2014.05.28

今週の野良犬メディアはまともだ


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 父(94歳)の愛読書である週刊現代6月7日号のP58には「大飯原発「再稼働」とまで報じられて「原発はもう動かすな」 この判決をどう考えるべきか」がありました。

 わかすぎ・れつ氏(現役キャリア官僚・小説「原発トライアウト」の作者)と、こが・しげあき氏(元通産官僚。「原発の倫理学」の著者)の対談は面白かった。

 感情的な議論ではなく、2人は福井地裁の判決を高く評価しています。

古賀「判決文は「住民が生命を守り、生活を維持する権利の根幹を具体的に侵害する恐れがある」という内容で、原発の問題を人格権の観点から堂々と論じきった。原発の倫理学を提示したと言って良いでしょう。」

若杉「企業も1度本気で節電をしてみると意外にできてしまって、しかもコストダウンにつながるので、もう以前のように電力を使うのはやめようと言う話になります。だから電力会社も、あまり節電されても困るんでしょうね。

   中略

 しかし、どんなに経営が苦しくても彼らには[電気料金の値上げ」という切り札があるので、破たんは免れることになります。いまだに市場原理とは無縁の不健全な構造があるわけです。」

 「新自由主義経済」を標榜し、TPPや労働賃金の「国際化」「グローバル化」をことあるごとに言い立てる安倍内閣ですが、こと原子力政策に関しては「効率の悪い」「金食い虫経済」に執着するのは何故なんでしょうか?

 2人の対談記事の見出しとなると辛辣です。

「ゼロでも「成長」しているのに」「福島は利権のカタマリに」「少しは反省しましょうよ」

 なんだ「原発0」でも日本経済は立派にやっているのではないか。原発はなくても日本経済は全然大丈夫であることを官僚出身の皆さんがたが冷静に言われています。

 現在「狂気のように」「原発が再稼働しなければ日本国の国力が衰退する」と大キャンペーンを張っているのは産経系メディアだけですね。滑稽です。

「 火力発電の燃料輸入によって、年額3・6兆円もの国富の流出が続いている。電気代も家庭用で2割、企業用も3割高くなった」(MSN産経)

http://sankei.jp.msn.com/life/news/140527/trd14052703330002-n1.htm

 その主たる原因は黒田日銀総裁による金融緩和策での「円安誘導策」であって、原発を停止して、火力発電所を稼働させているからが主たる理由ではありません。産経新聞はおかしな論を未だに主張していますね。

 産経系のWEBメディアであるIZAなども同様に狂気のような宣伝を展開していますね。

「日本のために 今 エネルギーを考える」

http://www.iza.ne.jp/special/nihonno_tameni/

上杉「再生可能エネルギーのコストも下がってきていますから、経済的にどんどん楽になるはずです。今年の夏も原発0で乗り切って、再生可能エネルギーを経済成長の柱にしていけば莫大な投資が期待出来る筈ですが、安倍総理はあくまで、原発推進での経済成長にこだわっていますね。」(P60)

古賀「川内原発のちかうに甑島があります。その島民の避難がいちばん難しい。船で逃げなければならないのですが、民間のフェリーに被爆を覚悟で救出に行けと言えるのか。台風が来て航行ができなかったらどうするのか。確認すべき問題山積しています。

 アメリカだと、特別な救助隊が組まれていて、最後の最後に突入する人は、「被爆の限度を上回っていても現場に行きます」と、事前に契約書にサインをしています。そこまでの危機管理が徹底しているんです。

 日本はあれだけの事故を経験しているのに、今また「安全神話」が復活しようとしている。関電は福井地裁の判決が出た翌22日に控訴しました。

 のど元過ぎれば熱さ忘れる、というような気持ちでいると。間違いなく取り返しのつかないことになります。」(P61)

 まともな議論ではありませんか。「野良犬メディア」も必要なものだとつくづく思いますね。
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