「共産党アイドルに見る日本政治」を視聴して
2014年5月11日(日)の午後21時から、BS・TBSの番組で「共産党アイドルに見る日本政治」を家内と2人で見ていました。
ゲストは予想どうりキラリンこと共産党の吉良よし子参議院議員。番組では、野党総崩れの中、共産党は参議院で11議席を獲得し、議案提出権を得た。都議会議員選挙でも躍進し、第3党になった。共産党躍進の原因を探るという内容でした。
WEB対策で1番熱心にやっているのは自民党と共産党。番組の女性アナウンサーが東京・代々木の共産党本部を見学。中の様子をレポートしていました。食堂はすべてのメニューは480円とか。党職員は500人全員が正社員待遇とか。
赤旗編集局も取材。印象に残ったのはスポーツ報道においても戦争を連想する表現は使用しないとか。サッカーでの「司令塔」は、「ゲームメーカー」に言い換えるとか。動画対策も積極的に行っている。共産党カクサン部とかいうゆるきゃらもあるようです。
スタジオでは吉良よし子さんは、質問に無難に回答されていました。特に「ブラック企業」対策は熱心で、ご自身の就職活動期に60数社を受けた経験もあり、同世代の若い層の支持を党派を超えて集めているようです。ブラック企業をWEBで検索しますと、
1)企業および経営者の負うべき責任を明確にしていない場合(組織的に責任を免れようとする企業)
2)末端の従業員(平社員、アルバイト、パート)および待遇を軽視している企業
3)消費者や地域への貢献度が低い企業(商品・サービスの質に劣る)
経営者が人としての経営倫理のひとかけらもない金儲け至上主義の企業。20万円の給与のうち基本給は12万円で、8万円分は残業を長時間しないと払われない仕組みがあった。吉良さんたちはそれを是正させ、採用時に明示するように厚生労働省に働きかけているとか。
番組の構成としては、「真面目に」共産党を取材していました。共産党側も「気張らず」に冷静に対応していました。スタジオでの吉良よし子さんの対応も堂々としていて、好感が持てました。
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